連載「発明から130年、環境に優しい車＝電気自動車～欧州自動車博物館から歴史を探る～」大村良三（1）

写真1　パリ市国立工芸博物館に所蔵されている初の自動車とされる砲車。4台生産された
写真1　パリ市国立工芸博物館に所蔵されている初の自動車とされる砲車。4台生産された
写真2　ジャック（Jacquot）の蒸気自動車。Tonneau　a　Vaspeur（直訳すると蒸気の樽）としか記載無く諸元は不明、1878年製（フランスミュールーズ市国立自動車博物館にて）
写真2　ジャック（Jacquot）の蒸気自動車。Tonneau　a　Vaspeur（直訳すると蒸気の樽）としか記載無く諸元は不明、1878年製（フランスミュールーズ市国立自動車博物館にて）
写真3　ABB製作の1887年蒸気自動車（スイス・ルッツエルン交通博物館にて）
写真3　ABB製作の1887年蒸気自動車（スイス・ルッツエルン交通博物館にて）
写真4　フランスのde　Dion　et　Bouton社製蒸気自動車（1883年製）のレプリカ。燃料は手前のバケツにあるように石炭（ドイツ・ノイヌースライン市オートビジョン自動車博物館にて）
写真4　フランスのde　Dion　et　Bouton社製蒸気自動車（1883年製）のレプリカ。燃料は手前のバケツにあるように石炭（ドイツ・ノイヌースライン市オートビジョン自動車博物館にて）
写真5　1888年製セルポイェ（Serpollet）社の3輪蒸気自動車。重くて良く走らなかったとのコメント記載がある（パリ市国立工芸博物館にて）
写真5　1888年製セルポイェ（Serpollet）社の3輪蒸気自動車。重くて良く走らなかったとのコメント記載がある（パリ市国立工芸博物館にて）
写真6　クスタフ・シェッヘ（Gustav　Adolf　Schoeche）鍛冶屋製作の蒸気自動車。自動車発明50周年（1936年）の祝典の際、ダイムラー・ベンツ、ホルヒ、と並んでこのシェッヘが展示され栄誉を与えられた（ドレスデン交通博物館にて）
写真6　クスタフ・シェッヘ（Gustav　Adolf　Schoeche）鍛冶屋製作の蒸気自動車。自動車発明50周年（1936年）の祝典の際、ダイムラー・ベンツ、ホルヒ、と並んでこのシェッヘが展示され栄誉を与えられた（ドレスデン交通博物館にて）
写真7　1906年に米国スタンレー社が製作した蒸気自動車モデルF。20馬力で航続距離は65～80キロメートルであった。スタンレー社は後に電気自動車のレーシングカーを製作（オランダ・デンハーグ市ローアン自動車博物館にて）
写真7　1906年に米国スタンレー社が製作した蒸気自動車モデルF。20馬力で航続距離は65～80キロメートルであった。スタンレー社は後に電気自動車のレーシングカーを製作（オランダ・デンハーグ市ローアン自動車博物館にて）
写真8　1907年にオランダで生産された蒸気機関の自動車。詳細不明だがトラクターのような感じの車だ（オランダ・デンハーグ市ローアン自動車博物館にて）
写真8　1907年にオランダで生産された蒸気機関の自動車。詳細不明だがトラクターのような感じの車だ（オランダ・デンハーグ市ローアン自動車博物館にて）
写真9　米国Stanley社蒸気レーシングカー。バンダービルト杯に参加したモデル、1906年（ドイツ・メレ自動車博物館にて）
写真9　米国Stanley社蒸気レーシングカー。バンダービルト杯に参加したモデル、1906年（ドイツ・メレ自動車博物館にて）
写真10　　イタリア・コモ市のアレッサンドロ・ボルタ記念館（Museo　Alessandro　Volta）
写真10　　イタリア・コモ市のアレッサンドロ・ボルタ記念館（Museo　Alessandro　Volta）
写真11　　最初の蓄電池の実物に近いレプリカ。1801年の発明（ボルタ記念館にて）
写真11　　最初の蓄電池の実物に近いレプリカ。1801年の発明（ボルタ記念館にて）
写真12　リチウムイオン電池に至る電池の歴史の展示（ドイツ・ノイヌースハイム市オートビジョン自動車博物館にて）
写真12　リチウムイオン電池に至る電池の歴史の展示（ドイツ・ノイヌースハイム市オートビジョン自動車博物館にて）
写真13　　ドイツのバルタ（VARTA）社のリチウムイオン電池（オートビジョン自動車博物館にて）
写真13　　ドイツのバルタ（VARTA）社のリチウムイオン電池（オートビジョン自動車博物館にて）
写真14　燃料電池を発明したイギリスのウィリアム・グローヴ（ノイヌースハイム自動車博物館にて）
写真14　燃料電池を発明したイギリスのウィリアム・グローヴ（ノイヌースハイム自動車博物館にて）
写真15　マネージャー・マガジン（MM）誌4月号の表紙
写真15　マネージャー・マガジン（MM）誌4月号の表紙
写真16　米ネバダ州にあるパナソニックのギガファクトリー完成予想図。この手のバッテリー工場がVWだけであと四つ必要になるとMM誌（テスラプレスフォトから）
写真16　米ネバダ州にあるパナソニックのギガファクトリー完成予想図。この手のバッテリー工場がVWだけであと四つ必要になるとMM誌（テスラプレスフォトから）

　日本はもちろん、欧州の自動車メーカー各社の２０１７年年次決算には自動運転、電気自動車、コネクテッド、シェアードサービスなどの新技術への投資が強くにじんでいる。この章では環境に優しい自動車＝「電気自動車」の歴史を欧州の博物館の展示物からたど...

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