〈書評〉「『人工物』複雑化の時代 設計立国日本の産業競争力」藤本隆宏編

 産業あるいは製品、商品の歴史と進歩は、ある意味複雑化の歴史と言ってもいいだろう。石器時代、切る、叩くという単機能だった道具はそれこそ複雑な機能をもつ機械になった。20世紀に誕生した車もこの一世紀の間に高度化を遂げ、編者によるといまや設計コ...

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