〈車笛〉連載「博物館シリーズ　旧共産圏の車」（8）大村良三

  • 企画・解説・オピニオン, 連載・インタビュー
  • 2019年10月5日
写真C－（2）－35　東西統合後のアイゼナッハ市のヴァルトブルク東独車生産工場は破棄され、オペルは全く新規に工場を建設した。この廃棄された工場の横にかつてのBMWとヴァルトブルク車展示の自動車博物館がある
写真C－（2）－35　東西統合後のアイゼナッハ市のヴァルトブルク東独車生産工場は破棄され、オペルは全く新規に工場を建設した。この廃棄された工場の横にかつてのBMWとヴァルトブルク車展示の自動車博物館がある
写真C－（2）－36　戦前のBMWの工場が博物館になっている「オート・ヴェルト自動車の世界」博物館
写真C－（2）－36　戦前のBMWの工場が博物館になっている「オート・ヴェルト自動車の世界」博物館
写真C－（2）－37　Framowerke　GmbHフラモ工業有限会社　モデルLTS300　1936年製　1気筒　2サイクル　290cc　9馬力　ベース車はDKW　ペイロード600キログラム　ザクセン商用車博物館
写真C－（2）－37　Framowerke　GmbHフラモ工業有限会社　モデルLTS300　1936年製　1気筒　2サイクル　290cc　9馬力　ベース車はDKW　ペイロード600キログラム　ザクセン商用車博物館
写真C－（2）－38　VEB　Framowerke人民公社・フラモ工業　モデルV901．／2　左は1962年製の回転リフト車、右は1959年製　平ボディー車（ペイロード800キログラム）　エンジンは900cc　28馬力　同社はフラモとバルカスという二つのブランドを使用していた　ザクセン商用車博物館
写真C－（2）－38　VEB　Framowerke人民公社・フラモ工業　モデルV901．／2　左は1962年製の回転リフト車、右は1959年製　平ボディー車（ペイロード800キログラム）　エンジンは900cc　28馬力　同社はフラモとバルカスという二つのブランドを使用していた　ザクセン商用車博物館
写真C－（2）－39　ライプチヒ空港に展示されていた地場工場生産のポルシェ・パナメラ
写真C－（2）－39　ライプチヒ空港に展示されていた地場工場生産のポルシェ・パナメラ
写真C－（2）－40　VWがドレスデン市に東西ドイツ統合後2002年に建設した最新工場「ドレスデン・ガラス工場」。今は電気自動車e－Golfを試作生産している
写真C－（2）－40　VWがドレスデン市に東西ドイツ統合後2002年に建設した最新工場「ドレスデン・ガラス工場」。今は電気自動車e－Golfを試作生産している

　（東西ドイツ統一後） 　１９９０年１０月３日に東西ドイツが統一されたと同時に西側政府主導で「旧東独国有財産の私有化」のための信託会社が設立され、旧東独の資産の切り売りが始まった（表１１および１２参照）。自動車関連も閉鎖されたところあり、西...

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