〈車笛〉連載「博物館シリーズ　旧共産圏の車」（3）大村良三

企画・解説・オピニオン, 連載・インタビュー
2019年8月24日

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　写真C－（1）－10　GAZ　M－20　ポペェーダ　Pobeda　「勝利」という名前の付いていた中型高級車　4気筒　2120cc　50馬力　時速105キロメートル　1957年製　1946年から58年まで23万台を超える生産台数のソヴィエト独自開発の中型乗用車　トリノ市国立自動車博物館

　写真C－（1）－11－1　GAZ社の乗用車　モデル・ボルガVolga　21　1962年製　ウイーン・コッラー自動車博物館

　写真C－（1）－11－2　上記ボルガの運転席　3段のミッションコラムシフト車　同上博物館

　写真C－（1）－11－3　1962年製ソヴィエト設計Volgaヴォルガ　M21H　上海自動車博物館

　写真C－（1）－12　ヤルタJalta　ZAZ社　ザプロゼルスZaporozhertsモデルでVWのカブト虫や東ドイツのトラバント同様ソヴィエトの国民車にする目論見であった　写真のモデルは1958年から1969年まで生産された第1世代　746cc　30馬力　リアエンジンの空冷　2ドアモデルのみ

　写真C－（1）－13　第2世代はかつてのNSUプリンツにデザインが似ているが独自の設計　ZAZ966／968　エンジンも1．2リットルになり水冷に改良　1966年から1994年まで生産された　旧東ドイツのライプチヒ市近郊ヘルツベルクHerzbergの駐車場にあったロシア製国民車〝ヤルタ第二世代車〟