〈車笛〉連載「パリに『石橋コレクション』見参　BS創業家3代の芸術への情熱」（後編）西洋絵画の凱旋

パリ・オランジュリー美術館展示のクロード・モネ作《睡蓮》の連作／(C)Photo musee de l'Orangerie / Sophie Boegly 「ブリヂストン美術館の名品―石橋財団コレクション展」はオランジュリー美術館で4月5日～8月21日まで開催。ブリヂストンは特別助成で名を連ねる
パリ・オランジュリー美術館展示のクロード・モネ作《睡蓮》の連作／(C)Photo musee de l'Orangerie / Sophie Boegly 「ブリヂストン美術館の名品―石橋財団コレクション展」はオランジュリー美術館で4月5日～8月21日まで開催。ブリヂストンは特別助成で名を連ねる
コレクションの中で人気の印象派作品で、今回の展覧会がパリ凱旋デビューになる。ピエール＝オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》1876年
コレクションの中で人気の印象派作品で、今回の展覧会がパリ凱旋デビューになる。ピエール＝オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》1876年
1962年に続き、2回目の展示になる。ポール・セザンヌ《サント＝ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904―06年頃
1962年に続き、2回目の展示になる。ポール・セザンヌ《サント＝ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904―06年頃
抽象画は石橋コレクションの新しい方向性を示す。ジャクソン・ポロック《Number　2，1951》1951年
抽象画は石橋コレクションの新しい方向性を示す。ジャクソン・ポロック《Number　2，1951》1951年
仏側が熱心に出展を要請。日本の抽象画家である白髪一雄の《観音普陀落浄土》1972年
仏側が熱心に出展を要請。日本の抽象画家である白髪一雄の《観音普陀落浄土》1972年
パリ展覧会の開会式に出席した正二郎（前列右から4人目）、ドリヴァル（同2人目／パリ国立近代美術館副館長）、萩原徹（同3人目／駐仏日本大使）
パリ展覧会の開会式に出席した正二郎（前列右から4人目）、ドリヴァル（同2人目／パリ国立近代美術館副館長）、萩原徹（同3人目／駐仏日本大使）
ブリヂストン美術館に来館したロックフェラー3世（右）と正二郎（中）、石橋幹一郎（左）
ブリヂストン美術館に来館したロックフェラー3世（右）と正二郎（中）、石橋幹一郎（左）

　再び、「石橋コレクション」の展覧会がパリに旋風を巻き起こすか。初のパリ展覧会であった「東京石橋コレクション所蔵―コローからブラックに至るフランス絵画展」から５５年が経過。あの時は仏絵画を展示したため、「里帰り展」とも呼ばれたが、今回は印象...

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