〈美術〉東京都美術館で「フェルメール展」を観る/須田弘忠

 ヨハネス・フェルメール(1632~1675)はオランダのデルフトという小都市で生まれ、生涯に残した油絵はわずか三十数点ながら、精緻な質感の表現と光の捉え方、構図の巧みさから、天才画家としての評価が定着している。作品の多くは室内画だが、今回...

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