（写真1）ダイムラートラック・ヴェルト工場でデンマーク向けのBEVの第1号車。「eEconic集塵車」の量産車のラインオフが始まった。eActrosに次ぐBEVトラック。ただしこのBEVのコストは従来のディーゼル車の3倍で後続距離は100キロメートルに届かないとのこと（プレスフォト）

（写真2）フィナンシャルタイム（FT）紙電子版のタイトル。3月時点で「ウクライナ戦争の影響は少なく（ただし例外はMANでウクライナからのケーブル入荷が滞り4週間生産停止になった）、2022年は値上げの年」になると予告している

（写真2－1）メルセデス・ベンツ「スプリンター」（フランクフルト市ゲーテ通りの路上にて筆者撮影）

（写真2－2）MANのバン「TGE」の4WD車。後発なれど成功したモデル（プレスフォト）

（写真2－3）イベコの小型商用車「デイリー」（金融の街フランクフルト市の路上にて筆者撮影）

（写真2－4）ルノーブランドの商用車はボルボ・トラックの傘下にある。ボルボのLHDはこのルノーの「トラフィック（Trafic）」となる（プレスフォト）

（表3－2）トラトンの上半期決算投資家説明資料より。「受注残と生産・納車台数のギャップ」が広がりつつあるのがここ一年半の状況

（表3－3）トラトンの投資家説明資料より～需給ギャップが生じ失った台数のグラフ。半導体などの不足が生産に響いたことを強調している

（写真2－5）ダイムラーの「eActrosアクトロス」のトレーラー牽引での試験走行。運送業者と提携し、既に7万キロ走行。バッテリーを変更して航続距離300～400キロメートルを確保。ただしバッテリーの重さでペイロード（荷物重量）がどれだけ減るのかの記載はない。北米フレイトライナーの「Eカスケード」モデルで既に100万マイル（160万キロメートル）の実車試験を終了。EVトラックも量産体制に入った。日本ではEVトラックに係る話は聞かず（ふそうの小型車と中国車以外）、相変わらず周回遅れのEV化