（写真4－1）スエーデンのノースボルトとスカニア（VW傘下のトラトングループ企業）が共同開発したバッテリー・セル（157アンペア時）

（写真4－2）スカニアのBEV「45R」の充電装置

（写真4－3）中国最大級のバッテリーメーカーCATLの商用車用バッテリーパック（IAAハノーバー商用車ショーで筆者撮影）。CATLは昨年からドイツ中部のエアフルト市近郊でのバッテリー生産を始めた

（写真4－4）BEVの「eActros（アクトロス）」で独・墺・伊・蘭・ベルギー5カ国3700キロメートルをデモ走行し性能をアピールする〝ロードショー〟を開始。

（写真4－5）ダイムラートラックのBEV連接バス。北ドイツのブレーメン市に2024年までに35台納入する。リチウム・ニッケル・マンガン・コバルト酸化物・バッテリーセルで、エネルギー容量は686キロワット時。93．3キロワット時のバッテリーパックを7個搭載。航続距離は220キロメートル。ブレーメン市は連接バスを既に83台保有しており、今回の分は追加になる（プレスフォト）

（写真4－6）生産車に近いスペックでBEVとFCVのトラックをデモ。アルプス越えを実現した（プレスフォト）

（写真4－7）ボルボのBEVコンクリート・ミキサー車「FMX」。今年2月にベルリンのユーザーに納車したHDトラック

（写真4－8）左はフィアット「デュカト（Ducato）」のBEVで3．5トン車。右はフィアット系列のイベコ「Quantron」。キャンピングカー仕様もあるBEV（IAAハノーバー商用車ショーにて筆者撮影）。日本では暗窓バン仕様でキャンピングカー業者に卸売りを始めている。年間100台程度で始めたようだが、これ程大きなキャンピングカーは日本車にはないので、良い刺激になろう。

（写真4－9）ルノー「マスターeH2」はFCVの試作車。航続距離400キロメートル（IAAハノーバー商用車ショーにて筆者撮影）

（写真4－10）ACTXに展示されていたいすゞ「BEVNRR」。2024年に米国で発売予定のクラス3セグメント（プレスリリース）

（写真4－11）日野のBEVトラック。クラス5（右写真）とクラス6（左写真）。充電時間は右のクラス6が8時間、クラス5が12時間とプレスリリースに記載。

（写真4－12）パッカーがFCVを展示。燃料電池技術はトヨタとの協業によるもの（プレスフォト）

（写真4－13）米NY州で2003年設立のFCVトラックメーカー（IAAハノーバー商用車モーターショーにて筆者撮影）

（写真4－14）米クアントロンQuantronのFCV。IAAハノーバー商用車ショーにて筆者撮影

（写真5－1）　ダイムラートラック北米が三菱ふそう「E－キャンター」をベースに中型車両を作り、新ブランド「Rizon（ライゾン＝元々はふそうの北米BEVブランド）」を冠したBEVトラック。米国トラック区分のクラス4（ミデアムデューティー＝MDでGVW6351～7257キログラム）ないしクラス5（MDで同7258～8845キログラム）の2クラス。グリルがキャンターそのままだが、新ブランド車の方が米国車らしく見える。バッテリーパックにより「e18L」「e16L」「e16M」の3バージョンがある。Lは航続距離が110～160マイル（176～256キロメートル）、Mは75～110マイル（120～176キロメートル）で短距離配送用（ラスト・ワンマイル配送）を目的としている。発売開始は2023年10月以降になる。販売は北米子会社フレイトライナーの販売店「ヴェロシティ・ヴェヒクル・グループ」が担当する。

（写真6）カリフォルニア「エア・リソース委員会」ロゴと新聞発表ヘッドライン。「カリフォルニアはHD商用車のZEV化を進め、州民の健康保護を更に促進する」と。同州のHDトラック保有比率は6％しかないが、排気ガス（特にNOX）の35％を排出していると加えていた。