〈世界の動き〉プレス発表の裏側ストーリー　乗用車ドイツプレミアム御三家　2023年決算まとめ　大村良三

  • 企画・解説・オピニオン
  • 2024年3月26日
（写真1）米ラスベガスのCESに出展した日本の自動運転スタートアップ、テイアフォーのブース（筆者友人撮影）。同社は「レベル4」の実用化を目指す。しかし、自動車メーカーはBEVが予定通り売れず、技術開発のハードルが高いため、一時期よりも自動運転に対する熱がさめつつある
（写真1）米ラスベガスのCESに出展した日本の自動運転スタートアップ、テイアフォーのブース（筆者友人撮影）。同社は「レベル4」の実用化を目指す。しかし、自動車メーカーはBEVが予定通り売れず、技術開発のハードルが高いため、一時期よりも自動運転に対する熱がさめつつある
（写真2）小鵬汽車（Xpeng）の「G9」（IAAミュンヘン展示会で筆者撮影）
（写真2）小鵬汽車（Xpeng）の「G9」（IAAミュンヘン展示会で筆者撮影）
（写真3）メルセデスの新型「Eクラス」。PHEVも用意するが、売れ筋はICE車だ。ボッシュの納入遅れで販売が滞った（プレスフォト）
（写真3）メルセデスの新型「Eクラス」。PHEVも用意するが、売れ筋はICE車だ。ボッシュの納入遅れで販売が滞った（プレスフォト）
（写真4）BMWの次世代OSを搭載するBEV「ノイエクラッセ」。今後のBEV展開ではこのOSがベースになる（2023年ミュンヘンモビリテイショーにて筆者撮影）
（写真4）BMWの次世代OSを搭載するBEV「ノイエクラッセ」。今後のBEV展開ではこのOSがベースになる（2023年ミュンヘンモビリテイショーにて筆者撮影）
（写真5）ポルシェと共有のOSを採用したアウディの次世代BEVコンセプトモデル「Q6　e―トロン」。この写真が2023年決算報告書の表紙を飾っており、力の入れ方が分かる。デルナーCEOの前任者オリバー・ホフマン氏はこのモデルの導入を2年間も延期したためアウディは新車が無い状況が続いた（プレスフォト）
（写真5）ポルシェと共有のOSを採用したアウディの次世代BEVコンセプトモデル「Q6　e―トロン」。この写真が2023年決算報告書の表紙を飾っており、力の入れ方が分かる。デルナーCEOの前任者オリバー・ホフマン氏はこのモデルの導入を2年間も延期したためアウディは新車が無い状況が続いた（プレスフォト）

　２０２３年の業績を一言で言うと、独プレミアム御三家は各社とも従来の内燃機関（ＩＣＥ）車で利益を出し、そろって過去最高の販売台数を記録した。しかし、２０２４年は「台数は前年並みで営業利益は少し落ちる」と予想。重視するのは「営業利益率」である...

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