〈海外情報〉「プレス発表の裏側ストーリー　BEV普及への〝障害〟価格、電池、インフラ…」大村良三

企画・解説・オピニオン, 連載・インタビュー
2022年4月30日

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（写真1）ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラの演奏会への案内状（筆者はサブスクをしている会員）

（写真2）欧州自工会（ACEA）作成のBEVへの各国税務上の恩典（インセンティブ）　27カ国全てのインセンティブ等が詳細に記載されている

（写真3－1）EUのインフラ整備に関する2021年9月の報告書。「充電ステーションはもっと必要だが各国の事情が異なるので一律にはステーション設置は進まない」とサブタイトルが付記されている

（写真3－2）　同報告書では「2025年までにEUで100万軒のステーション設置が必要で多くは急速充電設備が要求される」とある

（写真3－3）ACEAのプレスリリースで計画通りのEV化普及には欧州で週1万4千軒の充電ステーション設置が必要と述べている

（写真3－4）ミュンヘン市内で見かけたVW「ID．4」が充電中のステーション。急速充電ではなかったので時間が掛かる（筆者撮影）

（写真3－5）ウオール・ボックスの充電器（ミュンヘンIAAモーターショーにて筆者撮影）。日本で輸入車ユーザーの個人宅用充電設備に推奨されているメーカーの製品（器具と工事費で30万～40万円掛かるが公的補助は日本でもドイツでもない＝補助金無くて普及する？）

（写真3－6）イオニテイのブランドで急速充電器設置をメーカー主導で行うもの。目標は1700軒の設置（プレスフォト）。タイトルに「350kWのパワー」とある。　欧州でも設置に当たって土地代が高騰しており、環境アセスメント

（写真3－7）ダイムラートラック、トラトン、ボルボトラックスの3社は2022年から欧州のハイウエイ沿いへの「トラックとバス用の急速充電設備網展開」に合意した。（3社のCEO、プレスフォト）

（写真4－1）BMW「Model　iX」の床下に格納されるバッテリー。（ミュンヘンIAAモーターショーにて筆者撮影）

（写真4－2）EUの報告書にあるバッテリー技術の記述。容量と充電時間の関係につき記述しているが、充電器の電力容量（出力）が小さければそれだけ充電に時間が掛かり、大きければ早く充電が終了する。しかし現在のガソリンの給油時間に比べればはるかに長い

（写真4－3）ボリュームに比例したkWh当たりのドル建てバッテリー価格。セル（Cell）は電池単体のこと、パック（Pack）は車両搭載時にセルなどを収めるケースのことで、電池をパックに拘束する留め具や電池をつなぐケーブルも含む（出典；ブルームバーグ）。2022年の予測では材料費等の値上がりで若干値が上がる可能性ありと

（写真5）外気温による航続距離低下イメージ図（国産自動車メーカー勤務の友人作成）

（写真6－1）ドイツの石油元売り「アラール社」が発表した〝モビリティ社会での給油所〟のイメージ図。宅急便の発送・受け取り窓口、バッテリーの充電のみならず交換ピット（高電圧のバッテリー取り扱いには日本も欧州も許可が必要）等あり。レストラン（従来は食堂レベル）は清潔に美味しい料理を出せるように改造すると