芝浦電子へのTOB(株式公開買い付け)をめぐり、台湾の電子部品大手・国巨(ヤゲオ)は25日、買付価格を従来の6635円から7130円に引き上げるとする届出書の提出を発表した。期間も9月4日から8日まで延長する。長期的なパートナーシップに対するコミットメントや、統合によるシナジーへの信念、センサービジネスにおいて芝浦電子が果たす予定である役割を反映したもの、としている。
芝浦については、ホワイトナイト(友好的な買収者)としてTOBを行っているミネベアミツミが14日、価格を当時のヤゲオと同額の6200円に引き上げると発表。ヤゲオは21日、6635円に引き上げると発表していた。
ミネベアミツミは先週「6200円という提案は、合理的かつ最大限の価格と判断して提示している」と重ねて表明し、「これ以上の価格変更を行う予定はない」としている。