〈車笛〉「ドイツ自動車産業史―現地の博物館で源流を探る　番外編」大村　良三

SNSで共有:

写真1　Graef　Front車、1898年製。400cc、3．5馬力、フランスのDe　Dion社製エンジン搭載している（ウィーン技術博物館にて）

写真2　G＆F社が1914年に製造したもの。7400cc、45馬力、最高速度90キロメートル時（シェーンブルン宮殿付属馬車博物館にて）

写真3　皇帝の車両はナンバープレートはなく皇帝の紋章がフロントグリルに飾られている（シェーンブルン宮殿付属馬車博物館にて）

写真4　サラエボ暗殺事件で皇太子が乗っていたG＆F社モデル28／32　ダブル・フェートン、1910年製。5880cc、32馬力。後部の外側には弾痕が残っている（ウィーン戦争博物館にて）

写真5　フェルデナンド皇太子の車両のナンバープレート（ウィーン戦争博物館にて）

写真6　暗殺された皇太子の制服（ウィーン戦争博物館にて）

写真7　G＆F社ブランドのMAN社製市バス（ウィーン市内の路上にて）

◆オーストリア（続き）　１８０４年にオーストリア帝国が成立し、１８６７年オーストリア＝ハンガリー帝国となった。長年ハプスブルグ家が支配していた帝国は５００台以上の馬車を保有し、千人近い人がその世話に従事していた。２０世紀に入り自動車の時代に...

ここからは有料記事になります。ログインしてご覧ください。

SNSで共有: