現在の石橋美術館（正面）と、同別館（右側）。石橋文化センター内の中央に位置、周辺には花壇、日本庭園があり市民の憩いの場

開館当時の石橋美術館（昭和31年）

開設当時の石橋文化センターの全景（昭和39年頃）。美術館、体育館、プール、音楽堂などが建てられた

石橋美術館の顔ともいえる絵画、青木繁の「海の幸」（重要文化財）は東京に移管。ただ、当面、展覧会で貸し出し予定

石橋正二郎氏（いしばし・しょうじろう／明治22年～昭和51年）実業家で、世界的な美術品コレクターだったが「父は私宅にコレクションを持ち帰っていない。私宅では複製か模写をかけた」（幹一郎）と公私は分けた。ブリヂストン、石橋の両美術館開館に加え、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館建設、国立近代美術館新築を寄贈。 　【略歴】実家は仕立物屋。足袋業に改めてゴムを張った地下足袋やゴム靴で事業拡大。その後、国産タイヤの製造に着手してブリヂストンを創業。