車笛「ドイツ自動車産業史―現地の博物館で源流を探る　番外編」大村　良三

写真1　ロンドン郊外のコベントリーにあるヘリテージ博物館にあるイギリスで生まれたメーカーの栄枯盛衰一覧表　”Where　are　they　now？”（今彼らはいずこに？）と言う題の一覧表。数が多すぎで理解するのに時間がかかる。吸収合併が盛んに行われ、政府が介入し、結局は消滅してしまったイギリスの自動車産業歴史を物語る
写真1　ロンドン郊外のコベントリーにあるヘリテージ博物館にあるイギリスで生まれたメーカーの栄枯盛衰一覧表　”Where　are　they　now？”（今彼らはいずこに？）と言う題の一覧表。数が多すぎで理解するのに時間がかかる。吸収合併が盛んに行われ、政府が介入し、結局は消滅してしまったイギリスの自動車産業歴史を物語る
写真2　GMに1925年に買収されたVauxhall　Type　H、1937年。1．2リットルの最新エンジン、独立懸架、油圧ブレーキ、シンクロギア等当時の最新技術が組み込まれていた（コベントリー・ヘリテージ博物館にて）
写真2　GMに1925年に買収されたVauxhall　Type　H、1937年。1．2リットルの最新エンジン、独立懸架、油圧ブレーキ、シンクロギア等当時の最新技術が組み込まれていた（コベントリー・ヘリテージ博物館にて）
写真3　Ford　Anglia　100E、1958年。4気筒　1172cc（ウイーン・コラー自動車博物館にて）
写真3　Ford　Anglia　100E、1958年。4気筒　1172cc（ウイーン・コラー自動車博物館にて）
写真4　Rolls　Royce　Phantom　I、1926年。6気筒、7668cc、50馬力。この頃はボンネットを伸ばして車の半分を占めるデザインが流行った（ブラッセル市オートワールド自動車博物館にて）
写真4　Rolls　Royce　Phantom　I、1926年。6気筒、7668cc、50馬力。この頃はボンネットを伸ばして車の半分を占めるデザインが流行った（ブラッセル市オートワールド自動車博物館にて）
写真5　Jaguar　XK120　Roadster、1950年。6気筒、3441cc、160馬力、最高速度200キロメートル時（コベントリー・ヘリテージ博物館の特別展示会にて）
写真5　Jaguar　XK120　Roadster、1950年。6気筒、3441cc、160馬力、最高速度200キロメートル時（コベントリー・ヘリテージ博物館の特別展示会にて）
写真6　Triumph　TR6、1970年。143馬力、2．5リットル、最高速度200キロメートル時、6気筒エンジン搭載。このブランドはドイツのBMWが保有している（ニュルンベルク市ドーファン自動車博物館にて）
写真6　Triumph　TR6、1970年。143馬力、2．5リットル、最高速度200キロメートル時、6気筒エンジン搭載。このブランドはドイツのBMWが保有している（ニュルンベルク市ドーファン自動車博物館にて）
写真7　オースチン・プリンセス、1270cc。FF車で1973年から81年まで生産された（石川県の日本自動車博物館にて）
写真7　オースチン・プリンセス、1270cc。FF車で1973年から81年まで生産された（石川県の日本自動車博物館にて）
写真8　Wolseleyウーズレイ2200　British　Leylandの一部門になり1975年に最後の生産車となった車（コベントリー・ヘリテージ博物館にて）
写真8　Wolseleyウーズレイ2200　British　Leylandの一部門になり1975年に最後の生産車となった車（コベントリー・ヘリテージ博物館にて）

◆イギリス編（１）　これまで欧州で倒産、吸収などで消滅した伝統のある自動車メーカーのことを書いてきたが、戦後、こうしたメーカーが一番多いのはイギリスであろう。１９世紀後半から乗用車と名の付く車両を生産するメーカーは現在に至るまで約４７０社に...

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