〈車笛〉「ドイツ自動車産業史―現地の博物館で源流を探る　番外編」大村良三

写真1　アイゼナッハ自動車工業のディクシー。これをBMWがコピーして最初の乗用車とした。写真の車はいまだ動く状態（フランクフルト市ホッホ・フート技術収集博物館にて）
写真1　アイゼナッハ自動車工業のディクシー。これをBMWがコピーして最初の乗用車とした。写真の車はいまだ動く状態（フランクフルト市ホッホ・フート技術収集博物館にて）
写真2　BMW　ディクシー　3／15、1929年。749cc　15馬力、最高速度80キロメートル時。フロント・グリルにBMWのマークを付けただけで外観等はアイゼナッハ自動車工業製と全く同じ（ミュンヘン市ドイツ博物館自動車分館にて）
写真2　BMW　ディクシー　3／15、1929年。749cc　15馬力、最高速度80キロメートル時。フロント・グリルにBMWのマークを付けただけで外観等はアイゼナッハ自動車工業製と全く同じ（ミュンヘン市ドイツ博物館自動車分館にて）
写真3　ダラック、トルペード（魚雷）　タイプ　P、1910年製（ミュールーズ市シテ・デ・オートモービルにて）
写真3　ダラック、トルペード（魚雷）　タイプ　P、1910年製（ミュールーズ市シテ・デ・オートモービルにて）
写真4　シュタイム自動車収集館前で開かれたクラシックカーの集いに参加したタルボ　テンクーペ。フランクフルト近くの温泉町ビースバーデンからシュタイムまで約200キロメートルを自走して来たという。
写真4　シュタイム自動車収集館前で開かれたクラシックカーの集いに参加したタルボ　テンクーペ。フランクフルト近くの温泉町ビースバーデンからシュタイムまで約200キロメートルを自走して来たという。
写真5　タルボ　モノプレースグランプリ　266、1948年製。フランスのダラックはモータースポーツでの好成績により名声を博したが、そのノウハウが入るタルボのレースカー（ミュールーズ市シテ・デ・オートモービルにて）
写真5　タルボ　モノプレースグランプリ　266、1948年製。フランスのダラックはモータースポーツでの好成績により名声を博したが、そのノウハウが入るタルボのレースカー（ミュールーズ市シテ・デ・オートモービルにて）
写真6　1788年にジェームズ・ワットが発明した回転式蒸気機関がほぼオリジナルのまま展示されている（ロンドン科学博物館にて）
写真6　1788年にジェームズ・ワットが発明した回転式蒸気機関がほぼオリジナルのまま展示されている（ロンドン科学博物館にて）
写真7　ローバー　ガスタービンカー　JET1、1950年製（ロンドン科学博物館にて）
写真7　ローバー　ガスタービンカー　JET1、1950年製（ロンドン科学博物館にて）
写真8　ベントレー　3669cc　ワード、1935年製（VWの時の家博物館にて）
写真8　ベントレー　3669cc　ワード、1935年製（VWの時の家博物館にて）
写真9　ベントレー　マーク　VI。6気筒、4257cc。バンデンプラのボディ・ワークによる珍しいモデル（ブラッセル市オートワールド自動車博物館にて）
写真9　ベントレー　マーク　VI。6気筒、4257cc。バンデンプラのボディ・ワークによる珍しいモデル（ブラッセル市オートワールド自動車博物館にて）
写真10　アストンマーティン　1．5　リッター　ショートシャシー・ルマン、1933年製。1495cc、85馬力のルマンの実車（ニュルンベルク市ドーファン自動車博物館にて）
写真10　アストンマーティン　1．5　リッター　ショートシャシー・ルマン、1933年製。1495cc、85馬力のルマンの実車（ニュルンベルク市ドーファン自動車博物館にて）
写真11　アストンマーティン　DB　2／4　マーク　II　ドロップヘッドクーペ、1955年製。2922cc、142馬力（ニュルンベルク市ドーファン自動車博物館にて）
写真11　アストンマーティン　DB　2／4　マーク　II　ドロップヘッドクーペ、1955年製。2922cc、142馬力（ニュルンベルク市ドーファン自動車博物館にて）
写真12　ジェイムスボンドシリーズの映画に使用されたアストンマーティン（ロンドンの007博物館にて）
写真12　ジェイムスボンドシリーズの映画に使用されたアストンマーティン（ロンドンの007博物館にて）
写真13　スタンダード―スワロー　コーチ　SSI、1934製。6気筒、2663cc、最高速度130キロメートル時。モデルにSSの名前がついており、これはドイツのナチの親衛隊を思い起こされるので1935年にエンジンも自社開発し、ベントレーに匹敵する車を発売し、あわせネーミングをジャガーに変更した（ミュールーズ市シテ・デ・オートモービル博物館にて）
写真13　スタンダード―スワロー　コーチ　SSI、1934製。6気筒、2663cc、最高速度130キロメートル時。モデルにSSの名前がついており、これはドイツのナチの親衛隊を思い起こされるので1935年にエンジンも自社開発し、ベントレーに匹敵する車を発売し、あわせネーミングをジャガーに変更した（ミュールーズ市シテ・デ・オートモービル博物館にて）
写真14　ジャガーXK150。6気筒・3442cc、180馬力。1958～61年にかけて生産された（ニュルンベルク市メルクス自動車博物館にて）
写真14　ジャガーXK150。6気筒・3442cc、180馬力。1958～61年にかけて生産された（ニュルンベルク市メルクス自動車博物館にて）
写真15　モーガン＋4。スタンダード・バンガード社エンジンを搭載。1950年代後半から60年代初頭のもの（ドイツ・シュタイム自動車収集館主催のクラシックカーレースにて）
写真15　モーガン＋4。スタンダード・バンガード社エンジンを搭載。1950年代後半から60年代初頭のもの（ドイツ・シュタイム自動車収集館主催のクラシックカーレースにて）

◆イギリス編（３）　ＢＭＷの最初の乗用車はイギリス・オースチンの技術で生産された。ドイツのメーカーが“買収”により完成させた車で、日産自動車も戦後ＧＨＱから四輪生産再開の許可が出ると、オースチンと提携した。　ドイツのアイゼナッハ市にあったＦ...

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