車笛「ドイツ自動車産業史―現地の博物館で源流を探る　番外編」大村　良三

企画・解説・オピニオン, クルマ文化・モータースポーツ, コラム
2016年7月2日

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写真1　オランダの農民が1884年に作り使用していた2頭立て馬車。側面と後部には装飾が施されている（デンハーグ市ローアン自動車博物館にて）

写真2　1895年に作られたベンツによる世界初のオムニ・バスのレプリカ（オリジナルは存在していない）。8人乗りで時速20キロメートルで走行した。雨が降ると道路のひどさから前進しなかったので、運行しなかったそう（シュツットガルト市メルセデスベンツ博物館にて）

写真3　ブレーク（Break）と称した馬車。後部座席に複数の人が載れる馬車で、バスの原点と言われる。フランスメーカーのステーションワゴン車をブレークと呼ぶこともある（ナポリ馬車博物館にて）

写真4　現存する世界最古のバス（レストア後のもの）。ロンドンで製作されたMilnes　Daimler　Omnibus（ミルネス・ディムラー・オムニバス）、1904年製。この年ロンドンで2階建てバスは10台もなかったが、4年後には100台を超えるほど急増した（デンハーグ市ローアン自動車博物館にて）

写真5　日本では1903年から乗り合いバスが各地で始まったことが写真で説明されている（日野オート・プラザにて）

写真6　東京市営バス「円太郎」のスケールモデル。1924年製、11人乗り、2895cc、18馬力（トヨタ自動車博物館にて）

写真7　メルセデスベンツのモデル0319バス、1920年製。4気筒・1897cc、65馬力、最高速度95キロメートル時、乗員は約30人。牽引しているのはウエストファリア製の貨物収納車。この会社は現在キャンピングカーのドイツでのトップメーカー（バート・ホンブルク市セントラル・ガレージ博物館にて）

写真8　モーガンは1台1台木枠を作り、スチールをかぶせ強度補強をする。すべて手作業だ（マーベルリンクのモーガン自動車工場にて）

写真9　モーガン工場の完成車置き場。1日5～6台のペースの生産している。4ドアも生産しているが、特注となる（モーガン自動車工場にて）

写真10　イタリア・グッビオ市の路上でみたトルコ製観光バス“TEMSA”（テムサ）。かつて三菱自動車とライセンス契約締結し生産していた。オランダDAF、ドイツMAN、米国キャタピラー等の技術を使ってバス生産を行っている。生産の7割は輸出向け）。発展途上国ゆえユーロ4の排ガス規制値クリアで許可されている