〈車笛〉「ドイツ自動車産業史―現地の博物館で源流を探る　番外編」大村良三

写真1　2千年前のローマ時代の馬車の車輪。木製だが馬車には一部チェーンが使用されていた。発掘された実物で、ハブ・スポークもある（フランクフルト近郊ザールブルクのローマ帝国駐屯地再現博物館にて）
写真1　2千年前のローマ時代の馬車の車輪。木製だが馬車には一部チェーンが使用されていた。発掘された実物で、ハブ・スポークもある（フランクフルト近郊ザールブルクのローマ帝国駐屯地再現博物館にて）
写真2　シュツットガルト市郊外のローマ帝国砦（リーメス）跡博物館の石碑にある牛車のCarruca（カルッカ）
写真2　シュツットガルト市郊外のローマ帝国砦（リーメス）跡博物館の石碑にある牛車のCarruca（カルッカ）
写真3　ドイツ・ケルン市にあるローマン・ゲルマン博物館のローマ帝国領土内での連絡馬車のレプリカ。これもカルッカの一種とか
写真3　ドイツ・ケルン市にあるローマン・ゲルマン博物館のローマ帝国領土内での連絡馬車のレプリカ。これもカルッカの一種とか
写真4　馬車のコーチ。このように多くの乗客と荷物を運べるコーチはステージ・コーチStagecoachと呼ばれた（ナポリ市の馬車博物館にて）
写真4　馬車のコーチ。このように多くの乗客と荷物を運べるコーチはステージ・コーチStagecoachと呼ばれた（ナポリ市の馬車博物館にて）
写真5　ラリー用の馬車。昔の戦闘用の2輪馬車のシャリオに似ていてスピードを追求した（ナポリ市の馬車博物館にて）
写真5　ラリー用の馬車。昔の戦闘用の2輪馬車のシャリオに似ていてスピードを追求した（ナポリ市の馬車博物館にて）
写真6　ナポリ市の馬車博物館の入口にある4輪でガラス窓の馬車クーペ。ナポリ王国の貴族の持ち物だったという。
写真6　ナポリ市の馬車博物館の入口にある4輪でガラス窓の馬車クーペ。ナポリ王国の貴族の持ち物だったという。
写真7　スパイカー社製のオランダ王室用の馬車（オランダのローマン自動車博物館にて）
写真7　スパイカー社製のオランダ王室用の馬車（オランダのローマン自動車博物館にて）
写真8　オーストリア・ウイーンのシェーンブルン宮殿にある馬車博物館の展示の一部。100台以上の馬車が並んでいる
写真8　オーストリア・ウイーンのシェーンブルン宮殿にある馬車博物館の展示の一部。100台以上の馬車が並んでいる
写真9　ドイツ・ワンダラー（アウディ合併の4社の一つ）の1925～26年製の車両は右ハンドルだ（EFAドイツ自動車歴史博物館にて）
写真9　ドイツ・ワンダラー（アウディ合併の4社の一つ）の1925～26年製の車両は右ハンドルだ（EFAドイツ自動車歴史博物館にて）
写真10　ドイツ・バイロイト市のMayersche　Wagenfabrik（マイヤー・馬車制作工房）による1890年の製品のクーペ馬車（ミュンヘン市ドイツ博物館自動車分館にて）
写真10　ドイツ・バイロイト市のMayersche　Wagenfabrik（マイヤー・馬車制作工房）による1890年の製品のクーペ馬車（ミュンヘン市ドイツ博物館自動車分館にて）
写真11　Alfa　Romeo　6C　Grand　Sport　Coupe　1931年製のスポーツタイプのクーペ（ドイツ博物館自動車分館にて）
写真11　Alfa　Romeo　6C　Grand　Sport　Coupe　1931年製のスポーツタイプのクーペ（ドイツ博物館自動車分館にて）

◆自動車の原点＝馬車　自動車の原点は「馬車」であり、欧州ではこの馬車の時代が長かった。３千年前のメソポタミアでは戦闘用に２輪のシャリオ（ｃｈａｒｉｏｔ）が発明され、ローマ帝国時代の紀元前に連絡用の馬車が存在していたが、日本では牛車と人力車の...

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