〈車笛〉連載「博物館シリーズ　旧共産圏の車」（6）大村良三

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写真C－（2）－10　モデルAWZ　P70　1956年　2気筒車　時速90キロメートル　木枠で骨組みが生産され、東独の国民車トラバントへの布石の車　ドレスデン交通博物館

写真C－（2）－11　国民車トラバント生産までの過程で作られたモデル　ツヴィッカウ工場で製造された50年代の試作車　東独の技術者が独自に車を設計しようとした軌跡の証し　ただ技術レベルは西側からはかなり遅れた　PSシュパイヒャー自動車博物館

写真C－（2）－12　東独の国民車　トラバントTrabant　P601　2気筒　26馬力　時速115キロメートル　1964年から21年以上も同じ車が生産され技術的進歩は皆無の車　ボディーは段ボール製で軽量化を図ったが、西側は「紙の車」と馬鹿にしていた　ドレスデン交通博物館

写真C－（2）－13　旧東ドイツ製　トラバントの軍用車　アインベック市PSシュパイヒャー自動車博物館（製造年不明）

写真C－（2）－14　トラバントP601K　594cc　26馬力　2サイクル2気筒車　東ドイツ国民の旅行への気持ちが出ているキャンピングカー仕様　アインベック市PSシュパイヒャー自動車博物館

写真C－（2）－15　2014年開催のカロッツェリアの展覧会　《4輪の上の豪華さ》のタイトルでカロッツェリア・グレーザー社150周年記念展　写真の車はオーストリア製シュタイアーSteyr社の車　ドレスデン交通博物館

写真C－（2）－16　カロッツェリア「グレーザー社」の車体刻印エンブレム　これがあるのは「高級車の証し」

写真C－（2）－17　SAS公社製モデル966　1966年製でかつてのNSU　プリンスの全くのコピー車　東ドイツ博物館

写真C－（2）－18　ヴァルトブルクWartburgのキャンピング・リムジンと称したが西側で言うステーションワゴン　当時米国以外でこのワゴン車を生産していたのは東ドイツのみで先進性が見られた　1964年製　BMWのアイゼナッハ工場で生産されたヴァルトブルク車　メレ自動車博物館

写真C－（2）－19　ヴァルトブルクWartburgモデル355　1397cc　74馬力　時速130キロメートル　1968年製　ドレスデン交通博物館

写真C－（2）－20　ヴァルトブルク　313－1スポーツモデル　1957～60年　ドレスデン交通博物館　戦前のカロッツェリア展にて

写真C－（2）－21　旧東ドイツで開発された唯一の上級車ザクセンリング　P240　1956年から58年にまずセダンが開発され、パレード用にカブリオレが加わった　ドレスデン交通博物館

写真C－（2）－22　国営企業ザクセンリング社閲兵用オープンカー　ベースの車はチェコのタトラ　スローガンは「平和と社会主義のために」とある　ホルヒ自動車博物館

（前回のつづき）　＊ツヴィッカウ工場で国民車を生産するにあたり、試行錯誤の結果（写真Ｃ－（２）－１０／１１）ＤＫＷの初の前輪駆動車Ｆ１同様横置きのＦＦ車（１９３１年発表したモデル）、直列２気筒、２サイクル、空冷６００ｃｃ、ボディーはＦＲＰ使...

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