〈車笛〉連載「博物館シリーズ　旧共産圏の車」（7）大村良三

企画・解説・オピニオン, 連載・インタビュー
2019年9月28日

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写真C－（2）－23　1950年DKW　F86　クイックバン　2サイクル　2気筒　684ccのエンジン搭載だが、後にもう少し大きなエンジンを載せている

写真C－（2）－24　VEBバルカスBarkas小型トラック搭載のトラバント車　3気筒992cc　50馬力　時速95キロメートル　ザクセン商用車博物館

写真C－（2）－25　VEB（自動車公団）P2M　バルカス・ベースの四輪駆動車　1956年製　6気筒　2407cc　65馬力　時速95キロメートル　ザクセン商用車博物館

写真C－（2）－26　小型商用車（平ボディー）の左は東独生産Framo－Barkasフラモ・バルカス　V901　1958年製、右は西独生産ボルグワーナーB1500　1952年から1960年まで生産　東西ドイツが同時期に同じようなトラックを生産していた　アインベック市PSシュパイヒャー自動車博物館

写真C－（2）－27　1927年製のフェノモビル　4RL　4気筒　4サイクル　空冷エンジン　1548cc　25馬力のトラックを生産　このフェノモビルが戦前ドイツ帝国郵便配送車に指定され大躍進　それまで手を付けていた乗用車も止めてしまった

写真C－（2）－28　1959年東ドイツとポーランドの国境も町チッタウZittauで生産された中型ロブアーバスRobur　VEB　4気筒　3リッター　60馬力　時速85キロメートル　18人乗りバス　ザクセン商用車博物館

写真C－（2）－29　1955年製の人民公社ロブア　Grantモデル30K　4気筒　4サイクル　3リッター　55馬力　四輪駆動車　最高時速80キロメートル　ペイロード　1925キログラム　ザクセン商用車博物館

写真C－（2）－30－A　上記トラックのVEB＝Volkseigner　Betrieb人民に所属する企業の意味だが、実際は国営企業　ブランドのIFA＝IndustirieVerband　Fahrzeugbau　der　DDR東ドイツ自動車工業コンビナートのマーク＝国営企業のイメージを柔らかくするためのもの

写真C－（2）－30－B　東ドイツDDRの「大きなコンビナート表」　人の背中にある数字はそのコンビナートに従事している人数を表す（千人単位）乗用車も商用車も従事している人数は5万5千人ずつ

写真C－（2）－31　人民公社自動車工場〝エアンスト・グルーベ・ヴェルダウ〟VEB　Kraftfahrzeugwerk　〝Ernst　Grube〟　Werdau　1958年製　6気筒ディーゼルエンジン搭載　平ボディー車　9840cc　190馬力　ペイロード　6．5トン　エンブレムはIFA　ザクセン商用車博物館