〈車笛〉連載「新博物館シリーズ　タクシーの話」（4）大村良三

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写真35　オペル・カピテンKapitaen　6気筒2473cc　55PS　126km／hでメルセデスベンツの170Vと同様1930年代にタクシーで使われたモデル（シュタイム黒い森自動車博物館）

写真36　タクシー呼び出し機とタクシー2台（初めのはVWカブト虫、2代目はメルセデス・ベンツディーゼル車）1960年後半から70年初め　左側の柱状のものはタクシー呼び出し機　ミュンヘンドイツ博物館自動車分館

写真37　メルセデス・ベンツW123（E280）1976年製　2．5リッターディーゼル　129PS　当時大成功のセダンで累計270万台生産され、タクシー仕様にも多く使用された　（カールスルーエ市自動車博物館）

写真38　フランクフルト空港のタクシースタンド　ドイツの7割のタクシーはメルセデス・ベンツのディーゼル車　耐久性が良いのと再販価格が良い事がポイントとの事

写真39　2015年のフランクフルトモーターショウの際にメルセデスベンツのブースの外で「タクシー仕様車」を一列に並べて展示　ダイムラーならではの展示方法　ミニや大型バンのジャンボタクシーも展示してある

写真40　メルセデス・ベンツの直営店及び大手の独立系販売店では24時間体制タクシー専門のサービスピットがある（タクシー専用のサービス工場入り口も準備されている）し当然ロードサービスも完備されている　ダイムラーのプレスフォト

写真41　タクシーアプリの無いタクシーはもう存在しない程スマホの配車が普及している　ミュンヘンの路上にて

写真42　旧東ドイツアイゼナッハで生産されていたBMWベースのEMW　モデル340／2　1952年製でタクシーに良く使用されたモデル　6気筒1970cc　55PS（ドレスデン交通博物館）

写真43　ソビエトの設計のヴォルガM21　2440cc　70PS　125km／h　1957年生産され東ドイツで長年タクシーとして使用されたもの　後日ウクライナに有った同モデルの部品を利用してレストアしたもの（東ドイツ博物館）

写真44　1964年から90年まで使用されたタクシー呼び出し機　旧東ドイツドレスデン市に設置されていたもの（ドレスデン交通博物館）

写真45　東ドイツ時代の屋根に設置されていたタクシー表示　西側のものと良く似ているが色表示がちょうど逆

写真46　東ドイツのタクシー（または小型のスクールバス）ボルボ245T（Tはタクシーを表示）1978年　DDR（東ドイツ）アーカイブ

（前回のつづき）　市場が活性化するにはライバルが必要だが、１９３０年代にオペル（当時はメルセデスと肩を並べる程の名車メーカー）が同様にタクシー仕様を出して来た（写真３５）。第二次大戦後もタクシー仕様はディーゼルで圧倒的にメルセデスベンツのタ...

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