〈車笛〉連載「博物館シリーズ　旧共産圏の車」（13）大村良三

SNSで共有:

写真C－（3）－11　モデル57k　1942年から1948年の生産車　タトラ製ジープ（キューベル・ヴァーゲン）　1256cc　23馬力　時速90キロメートル　タトラ自動車博物館

写真C－（3）－12　タトラの要人用高級車T613K　1984年製リムジン　V8　3495cc　158馬力空冷エンジンで最高速130キロメートル／h　タトラ自動車博物館

写真C－（3）－13　1929年プラハの航空機製造会社が生産したAERO　モデル10のスポーツカー　2気筒　499cc　10馬力　時速70キロメートル　ベオグラード自動車博物館

写真C－（3）－14　ヤワ（英語だとジャワ）JAWAカブリオレ　2気筒　水冷616cc　1939年製　スイス・べ―レンヴィル自動車博物館

写真C－（3）－15　JAWA　500　DTC　レーシング用2輪車　499cc　75馬力　最高時速：不明　1942年製　JAWAはもともと2輪車メーカーであり一時4輪車生産も行った　プラハ国立技術博物館

写真C－（3）－16　1937年には掛かる特殊な2輪車もチェコでは生産されていた　Cechie社製Boehmrland（ボーマーランド）モデル　34cc　10馬力　時速80キロメートル　当時ですでに世界中の2輪車メーカーのモデルがチェコで入手可能であったとの記述がプラハ国立技術博物館に記載あり

写真C－（3）－17　1970年代から開発が進められていたJAWA　500－824　500ccで馬力もアップし13馬力　最高時速も155キロメートル　1984年製で西側の技術提携なしで開発を続けていたチェコのメーカー　プラハ国立技術博物館

写真C－（3）－18　1960年製スクーターCezeta　175　type　502　空冷エンジン172cc　8馬力　時速90キロメートル　ドレスデン交通博物館

写真C－（3）－19　Velorexヴェロレックス　16／175　3輪車　175cc　8.5馬力　時速50キロメートル　1万台以上生産された　1969年製　アインベック市PSシュパイヒャー自動車博物館

写真C－（3）－20　JAWA　1969年製アインベック市PSシュパイヒャー自動車博物館

写真C－（3）－21　ローリン・クレメント社Laurint　＆　Klement（後のシュコダSKODA社）モデルRK／M　1913年　4気筒　4713cc　水冷エンジン搭載　時速125キロメートル　プラハ国立技術博物館

写真C－（3）－22　戦前から変わらないシュコダのエンブレム（英語で〝スコダ〟だがチェコ語、ドイツ語では〝シュコダ〟となる

写真C－（3）－23A　車を開梱したところ。シュコダ車が見える

写真C－（3）－23B　東伏見宮に納車されたシュコダ645　1930年製　写真がシュコダ博物館に展示されており、ミュウジアムでこの絵葉書を売っていた（女性が和服なのが珍しいからか）

（前回から続く）　工業力のあったチェコはタトラやシュコダ以外の自動車メーカーも大戦以前は自動車を生産していた。写真Ｃ－（３）－１３参照　戦時中のジープタイプ車（写真Ｃ－（３）－１１）、戦後の高級車（写真Ｃ－（３）－１２）、スポーツタイプの乗...

ここからは有料記事になります。ログインしてご覧ください。

SNSで共有: