連載「新編　欧州自動車博物館めぐり～自動車と航空機のかかわりを探る～」（4）大村良三

写真1　ヘンシェル社の蒸気機関車。製造年代不明（ドイツLokowelt＝機関車の世界＝博物館にて）
写真1　ヘンシェル社の蒸気機関車。製造年代不明（ドイツLokowelt＝機関車の世界＝博物館にて）
写真2　ハノマーグ1934年製リムジン。4気筒23馬力OHVエンジン搭載。1936年発表の4ドアモデル、レコードはメルセデスベンツの260D搭載と同じデイーゼルエンジンを使用。ハノマーグは戦後ダイムラーベンツに吸収された。
写真2　ハノマーグ1934年製リムジン。4気筒23馬力OHVエンジン搭載。1936年発表の4ドアモデル、レコードはメルセデスベンツの260D搭載と同じデイーゼルエンジンを使用。ハノマーグは戦後ダイムラーベンツに吸収された。
写真3　ヘンシェル社偵察機Hs126。そのほか急降下爆撃機、双発地上攻撃機等も生産していた。搭載エンジンはBMW　323A―1空冷9気筒（ヘンシェル社アーカイブより）
写真3　ヘンシェル社偵察機Hs126。そのほか急降下爆撃機、双発地上攻撃機等も生産していた。搭載エンジンはBMW　323A―1空冷9気筒（ヘンシェル社アーカイブより）
写真4　写真3の偵察機の残骸。1943年にバルト海で撃墜された。戦後引き上げられそのままの状態で戦争の犠牲を示すために修復されずに展示されている（ベルリン技術博物館にて）
写真4　写真3の偵察機の残骸。1943年にバルト海で撃墜された。戦後引き上げられそのままの状態で戦争の犠牲を示すために修復されずに展示されている（ベルリン技術博物館にて）
写真5　ハノマーグ・ディーゼルトラクター。36馬力、1931年製
写真5　ハノマーグ・ディーゼルトラクター。36馬力、1931年製
写真6　ポルシェ博士の開発した6気筒航空機用エンジン（ドイツ・シュッツガルト市ポルシェ博物館にて）
写真6　ポルシェ博士の開発した6気筒航空機用エンジン（ドイツ・シュッツガルト市ポルシェ博物館にて）
写真7　ポルシェエンジン搭載のスポーツ・プレーンPFM320スイス製（ドイツ博物館航空機分館にて）
写真7　ポルシェエンジン搭載のスポーツ・プレーンPFM320スイス製（ドイツ博物館航空機分館にて）
写真8　戦前の川崎航空機製造がダイムラーからの図面で国産化した601型液冷エンジン。写真9の戦闘機飛燕に搭載されたもの（各務原宇宙航空博物館にて）
写真8　戦前の川崎航空機製造がダイムラーからの図面で国産化した601型液冷エンジン。写真9の戦闘機飛燕に搭載されたもの（各務原宇宙航空博物館にて）
写真9　同博物館で飛燕の修復作業中（各務原宇宙航空博物館にて）
写真9　同博物館で飛燕の修復作業中（各務原宇宙航空博物館にて）
写真10　艦上爆撃機「彗星11式」ダイムラー601型液冷エンジンを搭載　（靖国神社游就館にて）
写真10　艦上爆撃機「彗星11式」ダイムラー601型液冷エンジンを搭載　（靖国神社游就館にて）
写真11　中島飛行機製「海軍呼称栄21型空冷エンジン・モデル　陸軍呼称ハー115」（所沢航空発祥記念館にて）
写真11　中島飛行機製「海軍呼称栄21型空冷エンジン・モデル　陸軍呼称ハー115」（所沢航空発祥記念館にて）
写真12　中島飛行機創業百周年記念展での陸軍97式戦闘機（レプリカ。オリジナルは当初ドイツユンカースエンジンJumo210を採用したが、後にダイムラーの601型エンジン搭載に変更されたもの）と後ろにはスバル360、スクーター等の展示（所沢同記念館にて）
写真12　中島飛行機創業百周年記念展での陸軍97式戦闘機（レプリカ。オリジナルは当初ドイツユンカースエンジンJumo210を採用したが、後にダイムラーの601型エンジン搭載に変更されたもの）と後ろにはスバル360、スクーター等の展示（所沢同記念館にて）
写真13　日野オートプラザに展示された航空機用エンジン　右側は「天風（あまかぜ）海軍用21型」で主に練習機に搭載された　左は「初風ハ11型で陸軍用」
写真13　日野オートプラザに展示された航空機用エンジン　右側は「天風（あまかぜ）海軍用21型」で主に練習機に搭載された　左は「初風ハ11型で陸軍用」
写真14　航研機（こうけんき）。1937年東京瓦斯電気工業が製作した世界一周達成の実験機模型（日野オートプラザにて）
写真14　航研機（こうけんき）。1937年東京瓦斯電気工業が製作した世界一周達成の実験機模型（日野オートプラザにて）
写真15　BMW　直列6気筒液冷エンジン。写真14の航研機に搭載された（ドイツ博物館航空機分館）
写真15　BMW　直列6気筒液冷エンジン。写真14の航研機に搭載された（ドイツ博物館航空機分館）
写真16　1935年製V12川崎BMWハー9II乙型液冷エンジン。BMWの116、117、132航空機用V12型エンジンをライセンス生産した（日野オートプラザにて）
写真16　1935年製V12川崎BMWハー9II乙型液冷エンジン。BMWの116、117、132航空機用V12型エンジンをライセンス生産した（日野オートプラザにて）
写真17　愛知機械工業の三輪車「コニー」（石川・日本自動車博物館にて）
写真17　愛知機械工業の三輪車「コニー」（石川・日本自動車博物館にて）
写真18　トヨタ製の航空機用プロペラ（トヨタ産業記念館にて）
写真18　トヨタ製の航空機用プロペラ（トヨタ産業記念館にて）
写真19　　プリンス・グロリア・ワゴン、昭和49年製（2017年横浜ノスタルジック・カー展にて）
写真19　　プリンス・グロリア・ワゴン、昭和49年製（2017年横浜ノスタルジック・カー展にて）
写真20　三菱自動車の日本初の四輪駆動車PX33のレプリカ。フランスの三菱車代理店がパジェロベースに手作りした。パリダカラリーに参加し完走している（三菱オートギャラリーにて）
写真20　三菱自動車の日本初の四輪駆動車PX33のレプリカ。フランスの三菱車代理店がパジェロベースに手作りした。パリダカラリーに参加し完走している（三菱オートギャラリーにて）
写真21　三菱重工が生産した零戦、1944年製。日本独自開発の空冷栄エンジン搭載（靖国神社游就館にて）
写真21　三菱重工が生産した零戦、1944年製。日本独自開発の空冷栄エンジン搭載（靖国神社游就館にて）
写真22　零戦の空冷星形栄エンジンがわかる機体（東京国立科学博物館にて）
写真22　零戦の空冷星形栄エンジンがわかる機体（東京国立科学博物館にて）

　I　ドイツメーカーの航空機エンジン生産（前回からの続き）　重機製造会社から自動車生産を始め、航空機分野に進出したドイツの会社（日本の三菱重工によく似ている）、Ｈｅｎｓｃｈｅｌ（ヘンシェル社）とＨａｎｏｍａｇ（ハノマーグ社）は１９世紀初めに...

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