連載「東日本大震災から10年　復興の歩みを止めない」（最終回）被災3県知事メッセージ

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震災から9カ月後の2011年12月に関東自動車工業（現・トヨタ自動車東日本）岩手工場で生産がスタートしたトヨタ「アクア」。「東北復興の星」として、岩手県の経済復興に寄与し、県民に勇気を与えた

津波被害で仙台市と宮城県岩沼市で発生した被災車両の回収は、全国の自動車リサイクル事業者が担当。その数は1万台を超えた（2011年5月、仙台市宮城野区）

被災車両の一時保管ヤードの跡地は、海岸公園として野球場に生まれ変わった。周囲は堤防機能を持つ東部復興道路（かさ上げ道路）が整備された（2021年3月、同）

原発事故で全町民が避難した福島県浪江町。避難指示が解除された場所に2020年8月にオープンした「道の駅なみえ」は、福島水素エネルギー研究フィールド（FH2R）で製造した水素で発電した電気が活用されている

　東日本大震災、福島第一原発事故の発生から１１日で１０年。甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の３県は着々と復興に取り組み、新たな社会・産業基盤の構築を進めた。自動車業界では、岩手県と宮城県に生産拠点を持つトヨタ自動車東日本、福島県の日...

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