（写真18）ポルシェAGのCEO　オリバー・ブルーム　工学博士でポルシェを上場し資金獲得したい希望を持つ。このブルームCEOは監査役会から評判良く、ディース社長がことあれば（労組との軋轢で解任されそうになった）VWのCEO候補のナンバー・ワンである。　プレスフォト

（写真19）ポルシェのモータースポーツの原点「アストロ・ダイムラー　モデル　ADS－R　サーシャ」　若きポルシェ博士はレーシングカーの構造・走行などに携わりこのモデルで43回ものレースに参戦した　ポルシェ博物館にて筆者撮影

（写真20）1936年にフェルディナント・ポルシェ博士設計のスポーツカー　実際には生産されていない　ポルシェ博物館で筆者撮影

（写真21－1）VW社の基礎を作ったポルシェ博士設計のカブトムシ　1943年モデル　タイプ60（1131cc　25PS　100キロメートル／時）　VW自動車博物館にて筆者撮影

（写真21―2）タトラ　空冷エンジン搭載試作車V570　854cc　18PS　1933年製　ヒットラーとポルシェ博士がタトラ工場見学の際に「生産しやすく4、5人乗りのファミリーカーになる」と説明を受け、ヒットラーがポルシェ博士に「このような車を国民車として作れ」と命じた由。リアサイドもカブトムシが良く似ている　チェコ・タトラ自動車歴史博物館　タトラは航空機・商用車・機関車用エンジン生産もしたが全て空冷。同博物館で筆者撮影

（写真22）息子のフェリー・ポルシェ博士が設計し、初めて車に「ポルシェ」の名前が付けられたモデル356　（1046cc　ボクスターエンジン　40PS）　このモデルのデザイナーはVWカブトムシと同じアーヴィン・カメンダ氏　空力特性を考慮したモデルである　エンジンも部品もVWカブトムシと兼用が多い　1954年製　ポルシェ博物館で筆者撮影

（写真23）ポルシェ356　ロードスター　スーパー90　カブリオ　1582cc　90PS　ドイツ・メレ自動車博物館　筆者撮影

（写真24）MM誌2021年11月号のポルシェ・ピエヒ家特集記事の一部　祖父のフェルディナント・ポルシェ博士がモックアップを見せているのは、孫のフェリー・ポルシェ（下の写真左）とフェルディナント・ピエヒ（同右）。上の写真は曽孫に当たるハンス・ミハエル・ピエヒ博士（写真左）とウォルフガング・ポルシェ博士（写真右）MM誌提供

（写真25）アウディのCEO後、VWのCEOだったフェルディナント・ピエヒ博士がアウディ時代に開発のアウディ・クアトロ（フルタイムの乗用車用四輪駆動車）　レース用のL5　2143cc　360PS　255キロメートル／時　1983年製　顧客第1号は指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤン氏（当時スイス居住）　アウディ自動車博物館にて筆者撮影

（写真26）2019年3月のジュネーブモーターショーで発表されたスイスの会社で「ピエヒ・オートモーティブ」のスポーツクーペ・ピエヒGT　BEV（電気自動車）で後続距離は500キロメートル　スイスのデザイナーとポルシェ博士の曽孫のアントン・トニー・ピエヒ氏の共同設立　2024年に生産開始したいとの話　筆者撮影

（写真27）BMWの前身は航空機エンジン製造の「ラップ・モーター社」（1913～17年）その後、飛行機のプロペラをデザインし、所在地ミュンヘンの州のカラー「青と白」を入れたものが社のロゴとして定着していった

（写真28）オースチン7（1922年から1939年まで約29万台生産）がベースのBMW車で、1927年にオースチンからライセンスを購入「デキシィ」ブランドでドイツ・アイゼナッハ工場で生産された）　4気筒　749cc　15PS　75キロメートル／時だが、小型でお買い得感があり、成功したモデル　なお同じモデルを日産は「ダット」としてライセンス生産している　BMW博物館にて筆者撮影

（写真29）車のフェイスをメーカーの顔とするべきグリルの定型化の始まり　BMWのキドニー・グリルはモデル328から始まった（1936年から40年までに464台生産され、一度はミレミリア・レースでクラス優勝している）　写真は1938年製でVWの時の家博物館にて筆者撮影

（写真30）BMWのサンド走行レース用2輪車　2気筒　500cc　1938年製　カールスルーエ交通博物館にて筆者撮影