〈海外情報〉「プレス発表の裏側ストーリー　徐々に日常を取り戻すなかドイツ市場での出来事〈上〉」大村良三

  • 企画・解説・オピニオン, 連載・インタビュー
  • 2022年6月4日
（写真0－左）ウクライナで貴族の娘に生まれパリで画家として活躍したマリー・バシュキルワエフの胸像（フランスのサン・マルソー製作の大理石・1895年）。松方コレクションの東京国立西洋美術館での展示品　（写真0－右）この胸像の写真を載せた募金箱を展示場出口のホールに設置し、ロシアの砲撃によって破壊されたウクライナ美術館の復興寄付を募っていた
（写真0－左）ウクライナで貴族の娘に生まれパリで画家として活躍したマリー・バシュキルワエフの胸像（フランスのサン・マルソー製作の大理石・1895年）。松方コレクションの東京国立西洋美術館での展示品　（写真0－右）この胸像の写真を載せた募金箱を展示場出口のホールに設置し、ロシアの砲撃によって破壊されたウクライナ美術館の復興寄付を募っていた
（写真1－1）フランクフルト空港　乗客は神経と忍耐が必要
（写真1－1）フランクフルト空港　乗客は神経と忍耐が必要
（写真1－2）フランクフルト国際空港のチェックイン・カウンターの込み具合（元に戻りつつあるフラポート会社のプレスフォト）
（写真1－2）フランクフルト国際空港のチェックイン・カウンターの込み具合（元に戻りつつあるフラポート会社のプレスフォト）
（写真1－3）ドイツ北部のハノーバー市で9月19日から25日まで開催されるIAA商用車・モーターショーの新設された入り口ゲート。乗用車のショー会場は昨年、フランクフルトからミュンヘンに移転。商用車と乗用車のショーは交互の隔年開催となる。ちなみに今年の展示会のネーミングには「商用車」を使わず「輸送（Transportation）」を用いた
（写真1－3）ドイツ北部のハノーバー市で9月19日から25日まで開催されるIAA商用車・モーターショーの新設された入り口ゲート。乗用車のショー会場は昨年、フランクフルトからミュンヘンに移転。商用車と乗用車のショーは交互の隔年開催となる。ちなみに今年の展示会のネーミングには「商用車」を使わず「輸送（Transportation）」を用いた
（写真2－1）ドイツ自動車局（KBA）による乗用車の月別登録台数推移（2020年4月から2022年4月までの2年間）
（写真2－1）ドイツ自動車局（KBA）による乗用車の月別登録台数推移（2020年4月から2022年4月までの2年間）
（写真2－2）BMWはオーストラリアのリチウム鉱山にも資本参加（MM誌提供）
（写真2－2）BMWはオーストラリアのリチウム鉱山にも資本参加（MM誌提供）
（写真2－3）米国BEVメーカー、ルーシッド・モータースのドイツ参入広告（5月13日付HB紙）
（写真2－3）米国BEVメーカー、ルーシッド・モータースのドイツ参入広告（5月13日付HB紙）
（写真2－4）ミュンヘン市内のオデオン広場に開設されたショールーム。オデオン広場と言う旧王宮近くの一等地にある（プレスフォト）
（写真2－4）ミュンヘン市内のオデオン広場に開設されたショールーム。オデオン広場と言う旧王宮近くの一等地にある（プレスフォト）
（写真2－5）リヴィアン車のピックアップとSUVタイプの試作車（プレスフォト）
（写真2－5）リヴィアン車のピックアップとSUVタイプの試作車（プレスフォト）
（写真3－1）Sクラスの上級モデル「マイバッハ」の派生版となるウルトラ豪華なセダン系列モデル。ファッションの「オート・クチュール（Haute　Couture）」に引っ掛けて「オート・ボワチュール（Haute　Voiture）」と名付けると（戦略会議でのプレスフォト）
（写真3－1）Sクラスの上級モデル「マイバッハ」の派生版となるウルトラ豪華なセダン系列モデル。ファッションの「オート・クチュール（Haute　Couture）」に引っ掛けて「オート・ボワチュール（Haute　Voiture）」と名付けると（戦略会議でのプレスフォト）
（写真3－2）オート・ボワチュールの「Sクラスマイバッハ」モデル。米国と中国のお金持ちが相手と公言している
（写真3－2）オート・ボワチュールの「Sクラスマイバッハ」モデル。米国と中国のお金持ちが相手と公言している
（写真3－3）2024年分まで受注を獲得した高級オフロード車「ゲレンデヴァーゲン」も現行車の派生版を投入する。なお、このオフロード車は長年にわたりオーストリア・グラーツ市のマグナ・インターナショナルに生産委託している。戦略会議でのプレスフォト
（写真3－3）2024年分まで受注を獲得した高級オフロード車「ゲレンデヴァーゲン」も現行車の派生版を投入する。なお、このオフロード車は長年にわたりオーストリア・グラーツ市のマグナ・インターナショナルに生産委託している。戦略会議でのプレスフォト
（写真3－4）メルセデス・ベンツ「300SLR　ウーレンハウト・クーペ」。1955年モデルで2台のみ生産された。現在でも運転可能な状況と
（写真3－4）メルセデス・ベンツ「300SLR　ウーレンハウト・クーペ」。1955年モデルで2台のみ生産された。現在でも運転可能な状況と

　コロナ禍、半導体不足、原材料費の値上がり、そしてロシアのウクライナ侵攻によるリスクも加わった欧州。ドイツのプレミアム御三家のＣＥＯはドイツ政府と連絡を密にしており、ドイツ自動車工業会（ＶＤＡ）も「ロシア産のガス供給が絞り込まれると業界とし...

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