（写真1－1）旧東ドイツ地区のソ連軍空軍基地跡にある自動車博物館「メルセブルク市の航空・技術博物館（Luftfahr　＆　Technik　Museum　Merseburg）」に展示される東独製ランチャーの上のソ連製ロケット弾。その左後方に見えるのはソ連製ヘリコプター。ロシア・ウクライナ戦争を見るような感じになる。基地跡の格納庫が自動車関連（ソ連や東独製の乗用・商用車）と飛行機関連の展示場

（写真1－2）半導体動向のマッキンゼー・レポートの一部。「半導体の世界に導く戦略」の16頁の報告書。2022年4月公表。需要の急激な拡大も不足の原因の一つと述べている

（写真2－1）ドイツのレムケ環境大臣は旧東ドイツのデッサウ市出身。新建築様式「バウハウス」の発祥地でもあり戦前、航空機会社として名をはせたユンカース（Junkers）航空機製造会社」の有った街

（写真2－2）VWグループのIT統括会社は傘下に各ブランドのIT技術者を集約し、さらに外部からサプライヤーのボッシュの協力も得る。総勢6千人の会社で、数年後には1万人規模になり社内のIT需要の7～8割を自社開発すると（VWのIT関連プレゼンより抜粋）

（写真3－1）「BMW　Mini　Vision　Space〝Urbanaut〟」のプロトタイプ。昨年9月の「ミュンヘンIAAモーターショー」にて筆者撮影。なおこのモデルは年間1千台程度しか生産せず、価格も8万9千 ユーロ と高めに設定予定（欧州販売の場合）。来年先、まず中国で発売するVWのBEV「バンID．Buzz」と似ている

（写真3－2）現在のオーストリア・BMWシュタイア工場（プレスフォト）

（表4）2015年の最高利益達成以来。VWの中国ビジネスは下降線を描いた。2021年はほぼ半減になるほど不振だった。2020年頃に本社は人員削減で労働組合と揉めたが、中国ビジネスに人・モノ・金の投入を怠った結果であろう

（写真3－3）「VW中国への強力でかつ市場本位の3大原則の導入チャート」

（写真3－4）　8月1日から中国VW　グループのCTO（Chief　Technology　Officer）になるMarcus　Hafkemeyer（マーカス・ハフケマイヤー）氏。アウディに入社し、その後BMW，北京汽車、最近までは中国のIT企業ファーウェイの役員だったが、VWは同氏を引き抜き中国市場本位の開発担当にした

（写真3－5）VWが2021年、DX促進のため導入した「加速戦略（Accelerate　Strategy）」

（写真3－6）2023年からエムデン工場で生産される中型BEV「ID．AERO」。欧米中市場に積極的に投入予定