（写真1）南北に走るフランクフルト市近郊のアウトバーン。右側通行の5車線で、通行レーンは一番右が「商用車・バス」、次に「女性ドライバー」。一番左が「500馬力以上の車」、その右が「300馬力以上」で真ん中の「Lacherlichと書いてあるのは、この区分を〝馬鹿らしい〟と感じる人」と。ドイツの友人が〝馬鹿らしい〟記事として送ってくれたもの。

（写真2）11月18日付HB紙第1面は「景気の下振れしばらく延長？」の題目。景気風は吹いているが、いまだにそれ程強くないし、第3四半期で上場会社の純利益トップ3は、1位がメルセデスベンツの39億2300万 ユーロ （約5500億円、注：この数字は乗用車のみで商用車部門ダイムラー・トラックは9億6400万 ユーロ ＝約1400億円となる）。2位のBMWは27億8100万 ユーロ （約3900億円）、そして3位のシーメンスは27億100万 ユーロ （約3800億円）、4位のVWは少し下がって21億800万 ユーロ （約3000億円）となる。これらは第3四半期では過去最高の利益とのこと。記事は「もうかっている時こそ不景気に備えるべき」と経営者として当たり前のことが書かれている。この調子だと指定銘柄DAX40社の利益総額の35％は自動車メーカーの利益になると11月29日付HB紙予測

（写真3）PwCの説明図。ICEでは7つの主機能がBEVでは3つへと大きく減る

（写真4－1）Ifo研究所が発表した2022年〝ディーラーの方向性の検討〟の表紙と裏表紙。裏表紙では「毎年の統計分析と販売店へのヒアリングの結果、2004年以来の調査から今年は『大変革』の年になる」として前述のポイントを取りまとめた（リポートより抜粋）

（写真4―2）独シュツットガルト市外れにあるオペルやメルセデスの販売店に囲まれたルノー販売店。100年前に設立され新車・中古車・ミニバン・商用車も取り扱う。ショールームには新車のみならずルノーのクラシックカーも展示する（ルノー車の収集展示館としてはドイツ最大とのこと）。ご多聞にもれず「新車は値引きがつきもの。でも部品とサービスで収益を上げている」とはオーナー夫妻の話（筆者撮影）

（写真5―2）11月14日付HB紙は「市場のブームに潜む〝不安定〟」と題し「サプライヤーの会社リストラ時のセグメント売却には困難が伴う」としている。売却する場合には買いたたかれる可能性が大きいとも触れている

（写真5－1）ニーダーザクセン州データ保護局のページより「データ保護」のPR誌