〈海外情報〉連載「2022年ドイツプレミアム御三家決算まとめ」（下）大村良三

  • 企画・解説・オピニオン, 連載・インタビュー
  • 2023年4月11日
（写真6―1）VWは3月16日のグループ決算開示に合わせて小型BEV「ID．2．All」を発表。同日付のHB紙の表紙に表題は「（テスラとの）徒競走をする最初の〝EVW車〟」と。サイズは現行のポロ・クラスの小型車。このモデルは搭載するバッテリーも含め工賃の安いスペインで生産する予定。
（写真6―1）VWは3月16日のグループ決算開示に合わせて小型BEV「ID．2．All」を発表。同日付のHB紙の表紙に表題は「（テスラとの）徒競走をする最初の〝EVW車〟」と。サイズは現行のポロ・クラスの小型車。このモデルは搭載するバッテリーも含め工賃の安いスペインで生産する予定。
（写真6－2）2026年から米国で生産するピックアップ車「スカウト（Scout）」のプレスフォト。BEVで計画は年産20万台。スカウトの名前からノスタルジーを感じるアメリカ人は少なくない
（写真6－2）2026年から米国で生産するピックアップ車「スカウト（Scout）」のプレスフォト。BEVで計画は年産20万台。スカウトの名前からノスタルジーを感じるアメリカ人は少なくない
（写真6─3）フォードのドイツ西部ザールラント州のザールルイ工場。小型車「フォーカス（Focus）の生産拠点（プレスフォト、売りに出ればBYDが買う？）
（写真6─3）フォードのドイツ西部ザールラント州のザールルイ工場。小型車「フォーカス（Focus）の生産拠点（プレスフォト、売りに出ればBYDが買う？）
（写真7）独フォードのケルン本社工場前に停まっていたLGBT（性的少数者）支持の「虹色」塗装をしたピックアップタイプのSUV「F150」。このような車が本社の入り口に堂々と駐車してあるのには驚いた。ケルンの本社工場はライン川のほとにあり、一般の人も事前に申し込めば工場見学が可能（筆者撮影）
（写真7）独フォードのケルン本社工場前に停まっていたLGBT（性的少数者）支持の「虹色」塗装をしたピックアップタイプのSUV「F150」。このような車が本社の入り口に堂々と駐車してあるのには驚いた。ケルンの本社工場はライン川のほとにあり、一般の人も事前に申し込めば工場見学が可能（筆者撮影）
（写真8）HB（ハンデルス・ブラット）紙2月20日付記事の中でメルセデスのツェッチェ前社長と2019年5月からのケレ二ウス新社長の業績を遠慮なく比較している。左の図が営業利益金額（10億 ユーロ ）で右が一株当たりの配当金額（ ユーロ ）前社長が「ぼんくらで会社を悪くし、新社長がそれを回復した」と言うシナリオ
（写真8）HB（ハンデルス・ブラット）紙2月20日付記事の中でメルセデスのツェッチェ前社長と2019年5月からのケレ二ウス新社長の業績を遠慮なく比較している。左の図が営業利益金額（10億 ユーロ ）で右が一株当たりの配当金額（ ユーロ ）前社長が「ぼんくらで会社を悪くし、新社長がそれを回復した」と言うシナリオ
（写真9）3月24日付HB紙「過去最高の利益時代は終わり」と題した記事
（写真9）3月24日付HB紙「過去最高の利益時代は終わり」と題した記事

　ハ）既存のＩＣＥ車、特にアウディはモデルの陳腐化にともない商品競争力が低下した。「Ａ６」は１２万台販売したが、これとて前年比２３％減。新車が出てくるのは２０２４年だが、特にメルセデス「Ｓクラス」、ＢＭＷ「７シリーズ」の対抗車となるバッテリ...

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