（写真4―1）MM誌4月号のメルセデス・ベンツの戦略についての記事。同誌はメルセデスの記事の表題に「Radical（過激）　or　Nothing＝メルセデスの標語Best　or　Nothing→最善か無か」に掛けていると。今年5月の総会で現CEOの任期延長が承認され2029年まで在籍可能になるかが、企業価値増大計画の実現性にかかる。

（写真4－2）4月18日開催の上海モーターショーに合わせ発表した「メルセデス・マイバッハEQS／GLS」。日本で3千万円ほどのモデル（プレスフォト）。第1四半期でも中国市場は重要で19万1千台を販売、地域別構成比は37．9％と相変わらず高い。しかし、中国でもBEVの最高級モデル「EQS」は不振で、2028年に室内スペースを拡大した次期車を発売する予定だ。

（写真5―1）BMW大型BEV「i7」（プレスフォト）

（写真5－2）次世代のノイエ・クラッセのモデル。ヘッドアップ・デスプレイが売り物で車両の外色も自由にアプリで変えられるとのこと。

（写真5－3）業界期待の全固体電池（Solid　Battery）がいよいよノイエ・クラッセの次世代BEVに搭載される（プレスフォト）

（写真6－1）VWの中国にフォーカスしたBEV「ID．7」。順次、米国でも生産し（米国のIRA対象車にする予定）、その後は欧州生産に入ると。ただし肝心の中国では前評判があまり良くない（デザインに特徴がない）。BEV「ID．4」は、すでに米国生産が開始されており、米IRAの再審査によって海外メーカー車では唯一、補助金対象になることが決まり、VWはホットしている（ID．4は米国で生産され販売台数がすでに1万台を越えた）。

（写真6－2）上海ショーでのアウデイF1カー。新車の展示がなく残念

（写真6－3）かつのインターナショナルハーベスターのピックアップ「スカウト」をVWブランドで復刻、2026年から米国で生産。SUV、ピックアップトラックの2モデルで20万台の年販計画。

（写真6－4）過去1年間のVW株価推移。傾向は下降線になる。