（写真1－1）2023年6月21日にホッケンハイムリング・レーシング場で開催されたVW「資本市場の日（Capital　Market　Day）」のプレゼン資料。プレゼンターはオリバー・ブルーメCEO（左）とアルノ・アントリッツCFO（右）のトップ2人。CEOが今後の商品企画、投資およびM＆A計画、収益目標などを説明し、CFOがその資金繰りの流れを解説するのが通例（プレスフォト）

（写真1－2）資本市場の日の会議風景。シュトゥットガルト近郊のサーキットでの試乗会も実施。試乗会にはモータージャーナリストも含め300人参加したが、経営戦略説明会には参加が200人に満たなかったと司会者がコメント（皮肉を込めて）。会議は休憩を入れて3時間あまりの長丁場（プレスフォト）

（写真1－3）BEV「ID．3」では「小売価格2万5千 ユーロ で利益が出る車」を達成するため、部門ごとにどれくらいのコスト削減に取り組むのか目標を示した。さらに「会社の存続」に向けて管理部門と販売関連を中心に100億 ユーロ のコスト削減も実施するとした。この数字はすでに社内で説明を終えており、投資家にも話をした後に労働組合幹部にも伝えるとのこと。工場閉鎖も視野に入れている。ただし、このプレゼン前日、BEV専用のドイツ・ツビッカウ工場で3直／2組立ラインを「需要が十分でないので1ラインで2直生産」に切り替えることを発表。この正直な情報は、投資家から評価された。

（写真2－1）2023年10月11、12日に上海と瀋陽で開催された「BMWの中国の日」プレゼン表紙。

（写真2－2）カリフォルニア州サニーベールメルセデス米国R＆Dセンターで開催された投資家説明会。タイトルは「戦略最新版」。

（写真2－3）2023年7月11日に米ボストン市で開催した投資家説明会。米国市場を担うフレイトライナーブランドは2022年のダイムラートラック世界販売台数の36％を占めた。市場シェアはクラス8が40.0％、クラス6－7が37.6％、クラス6－8が39.3％をそれぞれ確保した。それゆえ米国は売上高、EBITマージンともにNo．1となる最重要マーケットである。資金は米ドル建てで調達

（写真2－4）上海および東京で「ブレーキ・バイ・ワイヤ」という高度な電子制御ブレーキシステムについて技術情報開示と投資家説明会を開催したが、他社の説明会とは多少異なり「技術重視の説明会」の感であったとのプレス評価