〈鴻海がやってくる〉識者に聞く 早大ビジネススクール 長内厚教授 すり合わせに一石投じるか

 電気自動車(EV)をめぐる、鴻海(ホンハイ)精密工業のCDMS(設計・製造受託サービス)事業をどうみるか。関潤CSO(最高戦略責任者)が本紙取材や講演で語った内容も踏まえ、自動車業界に詳しい早稲田大学ビジネススクールの長内厚教授は「巧みな...

 関氏が「部品を車に合わせるのではなくて、車を部品に合わせる」ビジネスとアピールしたあたりが印象的という

 関氏は自社ブランドの展開を「全く考えていない」と強調した。自動車業界の警戒を解く意味だけではなく、本音というのが教授の見立てだ

 こうした中、既存の自動車業界はどう向き合うか。生き残り戦略の選択を迫る可能性がある」と教授はみる

 関氏は日刊自動車新聞の取材で「SDVのアプリケーションの部分は商品そのもの。自動車各社が力を入れるので、そこを手掛ける考えはない」と明かした

 部品業界にも大きな影響がある。ただ、鴻海自身の競合出現も見込まれるという

ここからは有料記事になります。ログインしてご覧ください。

関連記事