〈世界の動き〉プレス発表の裏側ストーリー　中国EVメーカーの焦り　大村良三

  • 企画・解説・オピニオン, 自動車メーカー
  • 2024年5月28日
（写真1）ドイツでの売れ筋、MG「マーヴェルR」（プレスフォト）
（写真1）ドイツでの売れ筋、MG「マーヴェルR」（プレスフォト）
（写真2）BYDの欧州責任者ステラ・李氏（50）。中国の有名国立大学、復旦大学で統計学のBS（工学士）を取得。1996年BYDに入社し海外開拓に従事、米国で「100人の影響ある女性」に選ばれたことがある（プレスフォト）
（写真2）BYDの欧州責任者ステラ・李氏（50）。中国の有名国立大学、復旦大学で統計学のBS（工学士）を取得。1996年BYDに入社し海外開拓に従事、米国で「100人の影響ある女性」に選ばれたことがある（プレスフォト）
（写真5）2023年「ミュンヘンIAAモーターショー」のリープ・モーターのブース。小型車「T03」を左側に展示（筆者撮影）
（写真5）2023年「ミュンヘンIAAモーターショー」のリープ・モーターのブース。小型車「T03」を左側に展示（筆者撮影）
（写真7）東風汽車のコンセプトカー。テスラ「サイバートラック」の影響がうかがえ、アウトドアを意識した仕様だ（2024年北京モーターショー、プレスフォト）
（写真7）東風汽車のコンセプトカー。テスラ「サイバートラック」の影響がうかがえ、アウトドアを意識した仕様だ（2024年北京モーターショー、プレスフォト）
（写真4）シャオミのBEV第1弾「SU7」。ポルシェをイメージしたデザイン。返金不可ながら短期間に予約5万台を獲得した（プレスフォト）
（写真4）シャオミのBEV第1弾「SU7」。ポルシェをイメージしたデザイン。返金不可ながら短期間に予約5万台を獲得した（プレスフォト）
（写真3―2）2023年のBYD年次報告書の表紙
（写真3―2）2023年のBYD年次報告書の表紙
（写真3－1）4月26日付HB紙の見出し。「自動車メーカーは中国ではどこももうけてはいない：新車の値下げ競争はメーカーの収益を侵食しVW、BMW、メルセデスも影響をもろに受けている」と報道。
（写真3－1）4月26日付HB紙の見出し。「自動車メーカーは中国ではどこももうけてはいない：新車の値下げ競争はメーカーの収益を侵食しVW、BMW、メルセデスも影響をもろに受けている」と報道。
（写真6）AITOのサブブランド「Seres」。中国語の絹に由来する名称だ（2023年ミュンヘンIAAモーターショーで筆者撮影）
（写真6）AITOのサブブランド「Seres」。中国語の絹に由来する名称だ（2023年ミュンヘンIAAモーターショーで筆者撮影）
（写真8）フィスカーのピックアップトラック。同社はファブレス（自社工場を持たない企業）で、生産はオーストリアのマグナシュタイアーに委託（2023年ミュンヘンIAAモーターショーで筆者撮影）
（写真8）フィスカーのピックアップトラック。同社はファブレス（自社工場を持たない企業）で、生産はオーストリアのマグナシュタイアーに委託（2023年ミュンヘンIAAモーターショーで筆者撮影）
（写真9）BYDのサブブランド「方程豹（FangChengBao）」。中国のBYDストアのみで直販する愛好家向けブランド車で、主力車種はSUV、オフロード車（プレスフォト）
（写真9）BYDのサブブランド「方程豹（FangChengBao）」。中国のBYDストアのみで直販する愛好家向けブランド車で、主力車種はSUV、オフロード車（プレスフォト）

　ドイツ車は以前、中国で高い市場シェアを誇っていたが、コロナ禍以降の市場構造の変化にともない販売が目立って減速した（５月２８日付本紙）。一方、中国車は電気自動車（ＥＶ）ブームで生産が過剰気味になり輸出に手を伸ばした。それも関税が高めの米国は...

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