写真11　ドイツ・ウルム市にあるマギルス博物館　マギルスの名声を勝ち得た梯子車の歴史が展示されていた。立っているのは寒いなかわざわざ博物館を開けてくれた博物館責任者（マギルス自動車博物館）

写真12　マギルス博物館の倉庫に並べてあった歴代の消防車　マギルスのエンジンは空冷で有名であった（フロントグリルにある塔＝タワーは本社のあるウルム市のシンボル、ドーム教会（写真13―1、2）イタリアフィアット資本のIVECO傘下になっても消防車は「マギルス」ブランドと「ドーム」のシンボルマークを使用し続けている。これも伝統である

写真13―1　ウルムのドームをフロントグリル用ブランドマークとして使用している

写真13―2　1377年から500年以上建設をしてようやく1890年に完成したウルム市のドーム教会　高さ162メートルのゴシック建築の大聖堂（ドーム）。世界一の高さのドーム

写真14　東京消防庁世田谷消防署にある「マギルス製はしご車」　マギルスの梯子は先端が屈折し、橋の上からでも川の中の人を救助出来る。下方にも伸びる特徴を持っている。東京消防庁は1982年に最初のドイツ車のマギルス梯子車を輸入、現在は排ガスの関係で車両は日本製、屈折梯子車はドイツ、マギルス製である。現在107台が稼働している。写真でも梯子部分と車両の横にMagirusマギルスの文字が読める。梯子車が回転をする機構もマギルスは初めて開発し消防車に採用した（写真18）

写真15　Delahaye消防車　1907年　4気筒車（ベルギーオートワールド）

写真16　　チェコ・タトラ製1909年の消防車NWタイプK　4気筒、水冷ガソリンエンジン　30馬力（タトラ技術博物館）

写真17　　スカニア・ヴァビス消防車　1919年製　4気筒　5リッター　50馬力　道路事情が悪い中45km／hのスピードで現場に行くため全輪駆動である（スカニア自動車博物館）

写真18　　マギルス製の回転梯子車搭載のMAN社消防車　1928年製（MAN歴史博物館）

写真19　プジョーDMH　消防車　4気筒、2142cc、30馬力、70kmで走行

写真20　ビンネンデン消防博物館の1939年消防車　ナチのマークがある

写真21　ビンネンデン消防博物館で筆者に説明をしてくれたかつての消防団員　1820年製の梯子車を囲んで記念写真