写真22　アウディの前身ホルヒ製兵員輸送車（まだ車両は馬車に由来する右ハンドル）　1916年製で第一次大戦の最中の車両。以来ホルヒは乗用車の他にも商用車生産を行った（東独時代まで）

写真23　イタリア・フィアット社製モデル18BL　軍用トラック　4気筒、5150cc、38馬力、25キロ走行　1914年製で7年間に2万台以上生産され、当時同盟国であった英仏国にも提供された（トリノ市フィアット歴史博物館）

写真24　オペル　標準フラットボディー車　モデル4　Opel　Regellastwagen　Model　4　1914年製の第一次大戦で使用されたトラック（4気筒　50ps）でオリジナルでの唯一現存するもの（ドイツ・ジンハイム技術博物館）

写真25　日本の軍部も大戦でのトラックの重要性を認識。補助金等の優遇策を導入。車等は写真のみの展示（国立科学博物館）だが、日野自動車のプラザ展示場にそのレプリカがある

写真26　東京瓦斯電気工業（日野自動車の前身）製モデルTGE―A型トラック　1917年製造（レプリカ）（日野オートプラザ）GVW　4トン（30PS、4気筒車）

写真27　いすゞのウーズレイCP型トラック　1924年製　4気筒　3079cc　26馬力　ガソリンエンジン搭載（いすゞプラザ）

写真28―1　ブッシング社キャタピラー装着クレーン車　1939年製　エンジンは6気筒　115馬力のメルセデス・マイバッハ　5.4リッター（ジンハイム技術博物館）

写真28―2　メルセデス・ベンツL1500A　第二次大戦中の兵員輸送並びに指揮車　四輪駆動車　6気筒　60馬力　2600cc　最高速75km／h　燃費はリッター7キロ程度（ジンハイム技術博物館）戦争で使用された車両の展示をする博物館は余り多くない。1941～43年生産

写真29　1941年戦時中にスウェーデン陸軍で採用されていた牽引車、モデルLV290・森林運搬用のトラック用エンジンを使用（ボルボ博物館）

写真30　1942年生産。ナチ・ドイツ占領下のチェコで世界初のV12空冷ディーゼルエンジン搭載タトラモデル111。全輪駆動で45度の傾斜角の登坂が可能だったとのこと。このモデルは性能が良く1962年まで実に20年間生産された（タトラ技術博物館）

写真31　旧東ドイツ陸軍車両　1955年製　VEB　Roburwerke（国営企業ロブアー製造会社）モデルGarant　30k　Am　4気筒、3リッター、55馬力、積載量2トン（チッタウ市＝チェコの国境の街の生産車）ケムニッツ市ザクセン商用車博物館

写真32　1893年MAN社勤務のルドルフ・ディーゼルが世界初のディーゼル・エンジンを開発。同社が1926年に世界初の直噴ディーゼルエンジン搭載のトラックを発売。4トン車、10馬力でMAN本社のあるアウグスブルクから工場のあるニュウルンベルクまで155kmを難なく走行した。このディーゼルトラックのおかげで世界恐慌の中でもトラック販売は好調を維持した由（ミュンヘン市ドイツ博物館）

写真33　最初のディーゼルエンジン　1927年製（MAN博物館）

写真34　シボレー・カピトールLQ　1928年製　4気筒、2768cc、26馬力、60キロ走行（ケムニッツ市ザクセン商用車博物館）

写真35　Opel　Blitz　オペル・ブリッツ（稲妻）1938年製　4気筒、1285cc、37馬力、80キロ走行　積載量1トン（ケムニッツ市ザクセン商用車博物館）

写真36　ドイツ・フォードモデルBB　1938年製　4気筒、3200cc　50馬力、70キロ走行、積載量2.5トン（ケムニッツ市ザクセン商用車博物館）

写真37　フォード木炭車トラックモデルLKW51　V8エンジン搭載　1938年　積載量3トン　このトラックでフォードは当時マーケットシェア50％以上を取得したとのこと（ドイツ博物館自動車分館）

写真38　第二次大戦中の木炭トラック　メルセデス・モデルL1500　（2300cc、40馬力、積載量1．3トン）1937～41年の間に生産されたもの（メルセデス・ベンツ博物館）

写真39　ドイツ・フォードのFKシリーズ　ケルン工場生産で1951年から61年まで。ペイロード　2．0～4．5トン　ガソリン・デイーゼルエンジンどちらも販売していた。エンブレムには「FK」（フォード・ケルンの頭文字）とある（ヴィッリッヒ市ホール31商用車博物館）