〈海外情報〉「プレス発表の裏側ストーリー　難しい環境下での独自動車産業の現状」大村良三

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（写真1）ドイツを中心に世界で8千店舗展開しているスーパーチェーン「リドル（Lidl）」のロゴ。下部のコピーは「リドルは価値あり」

（写真2）上場1週間前にドイツ全国の主要新聞に掲載されたポルシェ株売り出しの広告。いまだに人気の高い「73年式911カレラRS」とは憎いです。表題は「ポルシェ・フィーリングと共に一つの普通株物語」と優雅なもの。1株1万円以上するのにね

（写真3）フランクフルト市内の証券取引所。「牛と熊」の銅像があり、これらは「どちらも荒い動物で市場に似ている」とのことで40年前に設置された

（写真3）Bloomberg・ロイター株価指標。1週間で10ユーロ値上がりした。ダイムラートラックも昨年12月にIPOし売価は29ユーロだったが、最近は値下がりして24ユーロ前後

（写真4―1）NIOのベルリン・サロン。一流ホテルが多い市内の中心に開設。ノルウェー、スウェーデンに続く欧州展開にドイツを選択。この後はオランダ、ベルギーに進出すると

（写真4－2）ベルリン・モール（大型ショーッピングセンター）にあるABO　HERO社のショールーム。オンラインでABOを注文できるが対面で行うことも可能だ。これも一つのやり方。なお中古車も指定すればABOが可能で、車両チェック等のサービスも行うとのこと

（写真5）ベルリン市内のホテル前のカーシェアは全てBEVで、普及が急ピッチで進んでいるのが実感できた

（写真6）ベルリン中央駅のホーム上にあるレンタカー会社の営業所。SIXTも中央にあり。上段右からEuropcar／SIXT／Hertzの窓口

（写真7－1）IAA商用車ショーのダイムラートラックの記者会見（英語で行った）での同時通訳のチャンネル。独・仏・ポルトガル語、中国語（北京語でチャンネル5）の他に日本語もあった。日本車の出展（トルコ企業との合弁会社を除いて）はなかったが、中国系は多く参加していた

（写真7－2）バッテリーメーカーでもあるBYDの小型トラック。このショーで発表したもの

（写真7－3）BYDの新しいBEVのバッテリーアレンジメント。BYDは大手バッテリーメーカーでもある

（写真8）Donfeng（東風汽車）の小型BEV　クラスを違えて4台展示。同社は上海汽車、第一汽車と並ぶ中国3大国営自動車メーカーの一つである。トラック生産は世界的に見てダイムラーの次の第2位にある。トラックではボルボと中国で合弁事業を行っている

（写真9）世界一のバッテリーメーカー、CATLのブース。ドイツではエアフルト市に新工場を稼働し、来年にはハンガリーでメルセデス・ベンツ向けバッテリー新工場が竣工する予定で、かなり積極的に動いている

（写真10）ZDK　ドイツ整備販売中央協会のロゴマーク。自動車の販売・サービスショップでこのマークが見られる

（写真11―1）自動車メーカー直営店でもレンタカー（要はABOサブスク）の支払い手段の説明窓口を設置している。初めはメンテナンス・リース、そしてレンタルの話になる。短期（3～12カ月）が望ましいとのカウンターのセールスの話

（写真11－2）直営店ショールームの中古社有車の展示ライン。社有車はメーカー独自の自社登録手段外となる。外にかなり展示されており新車と同じくらいの数だった

ライン河の支流モーゼル河沿いのブドウ畑。モーゼルの白はドイツでも有名なワインの産地だ。9月に入るとあちらこちらでノイアー・ワインの試飲会が開催され、ドイツらしい風景が見られる。写真に見えるのはモーゼルの河と急斜面のブドウ畑

　半導体の供給不足、物流の混乱、材料費高騰が相変わらず続くものの、今年は１年の４分の３が経過した段階でコロナ禍が何とか落ち着いた。ただ、ロシア・ウクライナ戦争でロシアの石油・ガスの供給制限もあり、エネルギー価格が上昇してインフレが加速。この...

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