〈海外情報〉連載「プレス発表の裏側ストーリー　各社2022年決算発表　今後の動きは?」大村良三

  • 企画・解説・オピニオン
  • 2023年7月25日
（写真0）ブレーメンの音楽隊の動物の重なる順序が逆になり、「大国が中小国を虐げている」構造になると。ドイツ語は「人生はかくも簡単なり」とある。ドイツの友人が送付してくれた中部ドイツの新聞記事より。銅像はブレーメン市役所前のもの。一番下が「ロバ」で上が「鶏」。
（写真0）ブレーメンの音楽隊の動物の重なる順序が逆になり、「大国が中小国を虐げている」構造になると。ドイツ語は「人生はかくも簡単なり」とある。ドイツの友人が送付してくれた中部ドイツの新聞記事より。銅像はブレーメン市役所前のもの。一番下が「ロバ」で上が「鶏」。
（写真1）アウディの新購買担当副社長、レナーテ・ファウヘナウアー博士（49）。ミュンヘン工業大学卒、BMWの電子機器担当時には米国にも駐在。アウディに2021年転籍。御三家の副社長クラス役員で女性は法務、人事の専門家から営業・マーケティングへと担当が広がり、同博士は技術系初の女性副社長となった（プレスフォト）
（写真1）アウディの新購買担当副社長、レナーテ・ファウヘナウアー博士（49）。ミュンヘン工業大学卒、BMWの電子機器担当時には米国にも駐在。アウディに2021年転籍。御三家の副社長クラス役員で女性は法務、人事の専門家から営業・マーケティングへと担当が広がり、同博士は技術系初の女性副社長となった（プレスフォト）
（写真2）2021年ミュンヘンIAAモーターショーて発表されたスマートの4シーター・4ドアバージョン。このBEVが中国で生産される（筆者撮影）
（写真2）2021年ミュンヘンIAAモーターショーて発表されたスマートの4シーター・4ドアバージョン。このBEVが中国で生産される（筆者撮影）
（写真3）BMWミニもBEVの生産が英国から中国に移管される予定。ローバー時代のミニのシルエットはキープしつつ、エレガントなフォーム（プレスフォト）
（写真3）BMWミニもBEVの生産が英国から中国に移管される予定。ローバー時代のミニのシルエットはキープしつつ、エレガントなフォーム（プレスフォト）
（写真4）吉利汽車のロゴマーク。自社ブランドに使用するが、大衆車セグメントとBEV市場に分けて展開。コネクテッドカー「リンク・アンド・コー」や自社プレミアムブランド「ジーカー（Zeekr）」も自社上級モデルとして生産している。その他に買収したブランド展開をしている。（写真5参照）
（写真4）吉利汽車のロゴマーク。自社ブランドに使用するが、大衆車セグメントとBEV市場に分けて展開。コネクテッドカー「リンク・アンド・コー」や自社プレミアムブランド「ジーカー（Zeekr）」も自社上級モデルとして生産している。その他に買収したブランド展開をしている。（写真5参照）
（写真5）吉利汽車の2022年年次決算書より「吉利の商品群のすみ分け図」で（表2）に筆者が投資関連を記載（注）吉利傘下の「Livan（蓉藍汽車）」は力帆科技が出資、バッテリー交換市場の確立を目指す
（写真5）吉利汽車の2022年年次決算書より「吉利の商品群のすみ分け図」で（表2）に筆者が投資関連を記載（注）吉利傘下の「Livan（蓉藍汽車）」は力帆科技が出資、バッテリー交換市場の確立を目指す
（写真7）吉利汽車の自社ブランド・大衆車セグメントのBEV「ジオメトリー・モデルEX3」。2021年央に中国で導入した。価格は100万円ほどで300キロメートルの航続距離（プレスフォト）
（写真7）吉利汽車の自社ブランド・大衆車セグメントのBEV「ジオメトリー・モデルEX3」。2021年央に中国で導入した。価格は100万円ほどで300キロメートルの航続距離（プレスフォト）
（写真8）SDV（ソフトウエアで定義された車両）の開発で、ボルボ車のBEV専用ブランド「ポールスター」やプレミアムブランド「ジーカー」とのシナジー効果を目指す。究極的には「自動運転」を目標にした。決算書より
（写真8）SDV（ソフトウエアで定義された車両）の開発で、ボルボ車のBEV専用ブランド「ポールスター」やプレミアムブランド「ジーカー」とのシナジー効果を目指す。究極的には「自動運転」を目標にした。決算書より
（写真8）MM誌3月号の吉利汽車グループ特集記事。写真はCEOとCFOの二人が載っている。娘の結婚式に自分の扱うブランド車全てを並べてパレードをしたことから記事は始まっているが結論は株価の下落と落ちが有る
（写真8）MM誌3月号の吉利汽車グループ特集記事。写真はCEOとCFOの二人が載っている。娘の結婚式に自分の扱うブランド車全てを並べてパレードをしたことから記事は始まっているが結論は株価の下落と落ちが有る

　２０２２年の決算が各社発表になり４～５月にかけて株主総会が開催され、配当が決議されると共に、人事関連も発表。今後の動きを少しまとめてみた。 　Ⅰ．人事関連　（１）ＶＷは相変わらずポルシェ・ピエヒ家の支配下で「世代交代」も進まず　２０２２年...

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